ヨーロッパ南部は先週末、激しい暴風に見舞われ、フランスなど3か国で計23人が死亡した。

 23日から25日にかけて、ヨーロッパ南部の各地では低気圧の影響による激しい暴風が吹き荒れた。スペイン・バルセロナでは、スポーツセンターの建物が倒壊し、野球をするために集まっていた子供4人が死亡した。また、フランス南部でも、倒れた木に当たるなどして、4人が死亡した。フランス・サルコジ大統領は現地を視察し、「この10年で最も激しい嵐だった」との認識を示した。

 この暴風はすでに収まったが、イタリアでも3人の死者を出し、3か国で計23人が死亡したほか、交通機関の運休が相次ぐなど深刻な被害が出た。