中東・イエメン南部では24日から激しい暴風雨が続き、これまでに58人が死亡、1700軒以上の民家が倒壊した。

 AP通信などによると、南東部・ハドラマウト地方などでは約30時間にわたって降り続いた雨で大規模な洪水が起こり、1700軒以上の民家が倒壊した。

 イエメン政府は、これまでに少なくとも58人が死亡したと発表しているが、行方不明者も多くいるため、死者の数は今後増える見込み。

 イエメン南部は、熱帯低気圧による激しい暴風雨の影響で深刻な被害が各地で相次いでおり、大雨で道路など交通機関が遮断された地域ではヘリコプターでの救助活動が行われている。