ノルウェーの首都オスロで22日起きた爆弾テロ。首都中心部の官庁街を揺るがした爆発は、周辺の建物の窓ガラスを吹き飛ばし、人々はパニックに陥り逃げ惑った。現場からは黒煙が立ち上り、毎年ノーベル平和賞授賞式が行われる「平和の象徴」の都市は、大混乱に陥った。

 「何かが爆発した。爆弾に違いない」。目撃者の一人はロイター通信に、現場のすさまじさを振り返った。「多くの人が負傷し、人々はパニックで逃げ惑った」という。

 現場周辺は、がれきやガラスが広範囲に散乱し、足の踏み場もないような状態。別の目撃者は、英スカイニューズ・テレビに対し「発生から3、4分で救急車が到着した。金曜日の午後で買い物客も多かった」と青ざめた