ANSA通信などによると、イタリアのベルルスコーニ政権の連立与党に加わる北部同盟は29日、北部ミラノで幹部会を開き、ノルウェー連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者への共感を示すような発言をしたとして、マリオ・ボルゲツィオ欧州議会議員を3カ月間の党籍停止処分とした。

 ボルゲツィオ議員はラジオ番組で、同容疑者の反イスラム思想に理解を示した上で、こうした主張は欧州全体の有権者の20%から支持を得られるなどと語った。

 北部同盟は、北アフリカなどからの移民の大量流入に反対の立場を取っている