コスタリカ政府は11日、アリアス大統領(68)が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染していることを明らかにした。国家元首の新型インフルエンザ感染が公表されたのは世界で初めて。

 コスタリカ当局の発表によると、アリアス大統領は週末から体調が悪くなり検査を受けた結果、新型インフルエンザに感染していることが判明。現在は自宅にいて、17日まで療養する予定だという。


 同大統領は1987年、中米和平合意への貢献が認められ、ノーベル平和賞を受賞。最近では、6月にホンジュラスで発生したクーデターの調停役も担っている。