日本時間8日午前7時過ぎ、南太平洋のソロモン諸島とバヌアツ共和国で強い地震があり、オーストラリアやインドネシアなどに津波警報が発令された。

 アメリカ地質調査所によると、日本時間8日午前7時3分ごろ、ソロモン諸島で地震があった。震源はソロモン諸島東部・ラタの南260キロ、震源の深さは35キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.8だった。現地の日本大使館では、大した揺れは感じなかったということだが、現在、在留邦人80人の安否について確認作業を進めているという。

 また、日本時間8日午前7時18分ごろ、バヌアツ共和国でマグニチュード7.3の地震があった。震源はエスピリツサント島ルーガンビル市の北西330キロで、震源の深さは35キロだった。バヌアツを管轄する日本大使館によると、現地には約80人の邦人がいるが、今のところケガ人などの報告はないという。

 太平洋津波警報センターは、オーストラリアやインドネシアなど南太平洋の広い範囲に津波警報を発令している。