台湾南部で4日朝、マグニチュード6.4の地震が発生し、これまでに11人がケガをした。震源から60キロ離れた台南では、工場で火災が起きたほか、地中の水道管が破裂し、道路が冠水する被害があった。

 地震の震源は、高雄の北東65キロの山間部で、地震の規模を示すマグニチュードは6.4だった。台湾当局によると、これまでに11人がケガをした。南北を走る高速鉄道は、安全確認のため一部区間で運転を見合わせているという。

 台湾当局は被害の全容把握を急いでおり、AP通信によると、馬英九総統が4日、被災地を視察するという。

 日本の外務省は、現地にいる日本人の安否確認を急いでいる。