しばらくすると、真奈美が部屋に入ってきた。

  「これ、真奈美の好きな紅茶なの」

  そういってニコニコ笑っている。


  あぁ、幸せなのは今だけかもしれない、

  明日からは…世でいうイジメにあうか、

  あわなくてもハブにはされるしな…


  「…俊也くん?どぉしたのぉ・・・?」

  「ん、あ、あぁ、ごめん。いただきます」

  紅茶に口を付ける。口の中に、

  程よい甘みと、そして苦味が広がる。


  「どーぉ?おいしぃー?」

  「あぁ…うん…」

  なんだか、眠、く…


  「あれぇ?眠そう…ベッドで寝るぅ?」

  「眠いけど、女子のベッドで寝るわけには、

   いか、な、い…し…」

  

  バタッ


  そして、俊也はその場で寝てしまった。

  そして、それを見つめる真奈美。

  「相原って、めっちゃ単純ぢゃん。

   さて、これ、どーしよっかなぁー?」