AIを使っているのに、なぜか前に進まない。
最近、そんな感覚になることが増えました。
AIが使えないわけではありません。文章も書けるし、要約もできる。アイデアも出してくれる。
それでも、少し違う答えが返ってきたとき、目的や条件をもう一度まとめて説明し直す。前の会話を探して、何が決まっていて、何がまだ決まっていないのかを思い出す。
そのうち、作業よりも「説明すること」に疲れてくるんです。
AI疲れには、少なくとも4つのしんどさがあります。
・何度も説明し直す疲れ
・長い文章から必要な部分を探す疲れ
・選択肢が多すぎて決められない疲れ
・最初の目的から話がずれていく疲れ
これは、AIとの会話だけではありません。
音声を録る。文章にする。Xに出す。noteにまとめる。WordPressに残す。BlueskyやFacebookにもシェアする。
発信する場所が増えるほど、「前に何を書いたか」「次は何を作るか」を毎回説明し直すことになります。
きっかけになったのは、Nikhil Wani氏らの研究「RecalibrateGPT: AI Fatigue Resilient Conversational Interfaces」です。
日常的にLLMを使う12人を対象にした小規模な研究で、会話を最初からやり直さずに済む3つの操作が紹介されています。
Anchorは、最初の目的に戻る。
Replayは、決まったこと・未解決のこと・次の一歩を取り出す。
Deltaは、前の回答から何が変わったかを見る。
名前は難しそうですが、やっていることはシンプルです。
「何のために話していたか」に戻る。
「ここまで決まっている」と確認する。
「前と何が変わったか」だけを見る。
大切なのは、新しい長文の指示を何度も書くことではありません。すでにある会話から、必要な現在地を取り出すことです。
この研究だけで、長期的な疲労が確実に減るとは言えません。12人の小規模試験なので、誰にでも同じ効果があるとも言えません。
それでも、発信を続けるうえで考えさせられます。
完成品だけを残すのではなく、次にどこから再開するかを残しておく。今日の記事が完成しなくても、問いと現在地が残っていれば、明日はそこから始められます。
引き継ぐのは、記憶ではなく現在地。
この考え方を、AIとの会話にも、日々の発信にも使っていきたいと思います。
詳しい記事はこちらです。
WordPress:
https://yusumirmir.com/ai-fatigue-recalibrate-gpt/
引用文献:
https://arxiv.org/abs/2609.00506
TEAM OYAMA GEM
原案・主演:大山/脚本:スティーブ/監督:ニーナ/物語演出:ストリア/心の声:アンナ/制作進行:アントニオ/美術監督:マーベル/特殊技術:ギア/色彩設計:ヒスイ/編集:マクリン/宣伝:マックス/記録:ジェシカ/友情出演:トム
A TEAM OYAMA GEM PRODUCTION
