なぜかタイトルに惹かれました。

悩んでいるんですね、人知れず(^^;


悩む力 (集英社新書 444C)/姜尚中
不思議な本でした。
「自我とは」「青春とは」「愛とは」「死とは」
といった内容について、
漱石とウェーバーを引き合いにしながら、著者の思いが綴られます。

ただ、それが読者への提示という感じでも、

もちろん、押し付けでもなく、

なんだか独り言に近いような。


「私はこう思う」という書き方をしているので、

当然著者の意見として書かれているのですが、

なぜかそれが、悪い意味ではなく、

やはり呟きのように感じました。


そして、その呟きを元に、

「自分はどうだろう」

と一つ一つのテーマについて、

静かに心に問いかけていました。


「悩みについて決して結論はすぐでない、

本を読んだから何か変わるわけではない、

ただ、悩み続けることは必要であり、

この本はその一つのきっかけになればよい」


勝手ですが、著者はそんな思いで、

この本を書かれたのではないか、と思います。