短大入学後。

まだ、それまでの場面緘黙だった頃の影響がかなり大きかった頃の話。


 ***


短大の最寄り駅のすぐ近くの工事があっていた時期があったんです。


朝とか、ガードマンのおじさんに挨拶されるので、「おはようございます」って、テンション低めですけどちゃんと声に出して言ってた…。


自分的には、すごいことですよ。


だって、今まで学校ではマジで一言も喋ってなかったんだから。


でもね、そんなことその人は知らないわけで。


ある日、真顔で「あんた大人しいね」って言われたえー


それ禁句ですからー!!!(←心の声)


誰が大人しいって?

そんなパッと見で判断されるのが一番嫌いなんだよ。


その人は何気なく言ったんだろうけど、そんな何気ない一言に地味に傷つくんです。


私も好きでこんなにテンション下がってるわけじゃないんですよ。

だいたい何?

若者は、みんな明るくないといけないのか?

てか、パッと見こんなかもしれないけど、別に中身暗くねーよ。

(とにかく私は「大人しい」とか言われるの好きじゃないんです!)


「もっと元気ださないかんよ」とかも続けて言われたかもしれない。

はっきり言って、余計なお世話です。

どうもありがとうございましたm(_ _ )m


この頃、朝も帰るときもこのおじさんに遭遇するのが嫌で嫌でたまらなかった。

こっちがどんだけの覚悟決めてあんたの隣を通ってると思ってんですか?

挨拶オウム返しするだけでもすごい勇気要るんですが。


それなのに、「大人しい」とか言われたorz

いや、見た感じその通りだと自分でも思うよ。

だけど、そんなことわざわざ言わんでもいいやん。

ていうか、言うなよ。


 ***


1年の頃。

ある科目で、調べてまとめて最後にレポート提出しなければいけなかった。


みんなはそれぞれ自分で勝手にいろいろやってたんだけど、私は緘動かなんかで自分からは動けずorz


そうなんです。

このときもまだ緘動とか出てるんですね汗


「はい」とか返事したり挨拶オウム返ししたり、簡単な受け答えができたり…。

そんな風にちょっとは喋れるようになったとしてもやっぱり問題はそこではないようです。

自分では、それまでの自分よりもだいぶマシだと思っていたのですが。

(例)普通のスピードで歩けるようになったりとか。高校の頃まで、緘動でゆっくりにしか歩けなかったんです。


根本的な部分が変わってないんだから、そりゃそうですよ。

短大に入って、今までより緘黙が少しマシになっただけで、そういう状況では不安になる。

今まで調べ学習とかずっと苦手でしたからね。


周りは、仲のいい人同士でワイワイ話しながらやってんのに、私独りポツン(´・ω・`)


その状況でテンション上がるわけねー。

下がりまくる一方だろうが。

独りぼっちなだけでもほかの人になんか思われてたらどーしようとか、そんなこと考えてしまって緊張感が増す。

誰も好きで独りでいるんじゃないってのに!


しばらくして先生に気付かれ…。

声掛けられて、それに対して「はい」とか返事したけど。


それでも私はやっぱり自らの意志で図書館内を動き回る勇気が出ず。


そんな様子を見ていた先生。

ほかの人に「誰か優彩さんの手伝ってやって」

って。


…何この既視感?


歴史は繰り返される?


この瞬間。

私は、それまでの高校までの自分に一気に引き戻された気がした。


嫌だ、嫌だ、嫌だ。


これじゃ今までと一緒やん。

なんだよ。自分全然変わってない(T_T)



その後、手伝ってくれると言ってくれた人が現れましたが、なんだかんだで結局自分一人でやることになりました。

いくらなんでも短大生になってまで、誰か人にいらん世話焼いてもらわんと自分一人でやるべきことが一人でできんとか惨め過ぎるやろ、と。


なんかね~。

やっぱその先生とかには、『この人おかしい』とか思われたかな?


最終的に、ただ本の内容を書き写してくるだけでいいって言われた。

ほかのみんなは、作家のこととか作品についてとかいろいろまとめないかんやったとに。


明らかに自分一人だけ特別扱いされたんだよね。

自分一人だけ楽できてラッキーなんて思っちゃいない。


私だって、緘動なんか出なかったら普通に他の人と同じことできるはずなのに!


単純に悔しかったです。


 ***


高校生の頃は、短大生になったら、すぐに普通になれると思ってた。

でも違った。


どんなに普通の人を装おうとしてもボロが出る。

日が経つにつれて、だんだん悪くなっていったような気がする。

周りも大人しい感じの人多かったのに、そこにも馴染めない自分はやっぱおかしいのか?


そんな風に思い始めた頃の出来事でした。