大会から二週間弱経ってしまいましたが、せっかくなので記録に残します。
このデッキはサガ環境前から組んでいて、サガが死んだら使ってあげようと思い、
いざ使ったら予想外の結果を挙げることが出来ました。
ちなみに今大会では質/量ともにとんでもない運勝ちが含まれていることは否定しません。
以下常体(敬語抜き)となりますので、苦手な方はご注意ください。
構築概要
このデッキはアナカラージャオウガとアナカラームゲンクライムの折衷型でありつつ、
さらに4cMDW的なヴァイモデル+クロックのギミックも搭載したものである。
メインフィニッシャーはジャオウガだが、ゲンムエンペラーを早出しすることも
現実的に狙っている構築となる。
基本的なマナカーブはデドダムを擁するデッキらしく3-5-7であり、
豊富なトリガーで序盤のブレイクを逆にアドにしながら耐え、
7マナ溜まる5ターン目での確実な決着を目指すデッキである。
とにかく横並びをすることで、ダイレクトアタックの要員を確保し、
鬼S-MAX進化の身代わりやムゲンクライムのタップ要員にもするということが基本。
受け札は5ターン目さえ取れれば良いのでどんな過剰打点も流せるクロックを信頼。
このクロックを受けのコンセプトとして、ヴァイモデルや輪廻暴冥も採用している。クロックと実質クロックを合わせて13枚採用することで、約88%でSTにクロックがいることになる。
サムライや青黒魔など∞龍 ゲンムエンペラーが重いデッキが増えていて、
状況次第でどちらのフィニッシャーを使うかの判断をするのが肝要なデッキでもある。
各カード解説
∞龍 ゲンムエンペラー x3
僕が一番好きな切り札。
実はジャオウガより先に採用している札であるため、
このデッキはアナジャよりアナカラームゲンクライムを源流としていることになる。
5コス以下のクリーチャー及び呪文を主体とするデッキを完封できる。
単純に、コストやパワーを参照する除去は効かない∞ブレイカーなので、
出した次のターンには殴って勝つことが出来る。
ゲームプランに一貫性を持たせるため殆ど4枚積みのリストで唯一これだけ3枚なのは、
Iチョイスの枠を確保する目的もあるが、自軍STも死ぬため出さない場面があることと
デドダムやアリスで墓地に落としても良いので3枚で十分足りるという理由から。
CRYMAX ジャオウガ x4
このデッキの事実上のメインフィニッシャー。
今更語ることも無い気がする…。
5000VTに対して特に対抗手段が無いので、相手マナ+盤面が8を超えたらそこからは
VTを割り切ってビビることなく小型をばら撒くことがこいつを活かすことに繋がる。
終末の時計 ザ・クロック x4
このデッキの受けのコンセプト。
トリガーとして引いたら打点にタップに
手札に来たら単色としてマナ埋めするのが基本ではあるものの、
Iチョイスが見えておらずクロックを埋めなくても良い場合は敢えて埋めないのも手。
戯具 ヴァイモデル x4
受けとしてはクロックの5-8枚目。
墓地肥しも兼ねるため墓地メタが無い場合はクロックよりこっち踏んだ方が嬉しい。
5マナから手打ちでデドダムやメイデンの9-12枚目として7マナに繋げることもある。
総じてこのデッキの強さを一段階引き上げる神。
天地命動 バラギアラ/ 輪廻暴冥 x4
受けとしてはクロックの9-12枚目でありヴァイモデルのかさましでもある。
1tに緑マナを確保するためにチャージしたり、タルタホルから見せたりもする。
上側はロングゲームになった際に出せばその後大体ゲンムまで繋がる。
出せれば輪廻∞で戦力差を圧倒的に引き離したり、Tブレイカーが活きたりする。
ただ、メインはトリガーの下側。墓地が肥えてないとクロックが出せないものの、
殆どのメタクリや速攻ウィニーを処理できる-4000もついでに放てるのは魅力。
たまに6マナで手打ちして、メタを焼きながらクラジャやゲンムに備えることも。
サイバー・I・チョイス x1
受けとしてはクロックの13枚目であり、その他トリガーの5枚目。
輪廻暴冥を参照してバラギアラを召喚出来るのはご存じの通り。
そのテクを使って盤面を増やしてからゲンムを出したり、
チョイス→バラギアラ→クラジャでアルモモ等を回避したりできる。
ただこのデッキにおいては引いた試合全て手打ちするべきカードでも無いので、
水マナが必要なときはその線を捨ててマナチャージすることも必要。
天災 デドダム x4
アナカラー最強カード。先3で出せたら嬉しいね。
水闇自然の全ての文明が入ってるカードはこれだけなので、
ハンド次第ではこいつをマナ埋めする必要がある場合もある。
3枚見たときに墓地に落とすべきは、場合によっても異なるが概ね
クロック>ヴァイモデル>ゲンム>メイデン>タルタホル=とこしえの超人>それ以外
ただし、多色枚数の多いデッキなので、
手札次第では手札に単色を入れることを優先するべき場面もある。
択が生まれるという意味ではとても面白くて、当然強い、夢のカード。
Disメイデン x4
デドダムの5-8枚目でありつつ、ヴァイモデルや輪廻暴冥から蘇生すれば
ブロッカーになるついでに手札交換とマナブーストも出来る優れもの。
このデッキは多色枚数が多いので、場合によってはデドダムより優先。
優先すべきはハンドの量か、ブロッカーかつ多色許容か、その選択を迫られる。
といいつつ、実際にはどちらかしか引けないことも当然多い。
タルタホル x4
3コスブーストの9枚目以降でありながら、最速ゲンムにも繋がる札。
2コス単色ブースト枠で、ゲンム,バラギアラ,クラジャが計11枚あったので採用。
手札を見せる必要があるのがデメリットだが、ジャオウガやゲンムを見せても
「そんなん知ってる」で終わるので、使えれば実質デメリット無しと言える。
バラギアラを埋めて見せる対象が無くなるうっかりミスに注意。
電脳の女王アリス/不埒な再侵入 x4
青いデドダム。下側がトリガーでありながらこのデッキ唯一の確定除去。あと可愛い。
所詮潤滑油でしかないのだが、5マナでアリス→タルタホルが出来る等、
ちゃんと1点止めながらヴァイモデルや輪廻暴冥のために墓地も肥やせる受け札なのに
上側も細かい所で活きる最高のサポートカード。あと可愛い。
上側で使う際は墓地に落とすカードの選択と上に置いたカードの記憶が大切。
間違ってデドダム効果に化かすことがたまにあるので注意。あと可愛い。
とこしえの超人 x4
ゲンムでタップする1コスウィニー。余った1マナでこんにちは。
1t出しも出来るが、バラギアラ埋めの2t出しが多い。
受けがバリカタのこのデッキでGSもついてるので相性が良すぎる。
強さは言うまでもないが、逆利用される裏目も存在するので注意して使うべし。
ゲンム下ではメタ効果が消えるものの、アタック制限が消える上にGSは残る。
採用候補
このデッキはアナカラー特有の無限の母性によってなんでも入る気がする…のだが
良くも悪くもコンセプトで大量の確定枠を取っているので検討は困難を極めている…
今後の考察と環境の変化次第では入るかも。
飛翔龍 5000VT
こちらの盤面がバカ程並ぶ上にマナブーストもしているので出しやすい。
雑多な雑魚をどかしてジャオウガまでのターン稼ぎに使えそう。
ただし現状ではサムライ,青魔,アポロ,アビスに対して死に札となりうるため、またメタ範囲がゲンムと被ってしまうため不採用。
鬼羅やメタジャが流行ったら使うかも。だが4投カードではないか…?
知人に勧められて初動で4buyしたので4枚持ってはいる。
冥界の不死帝ブルース
/ 「迷いは無い。俺の為すことは決まった」
元々サガ環境前はとこしえの超人が居る枠にクロック蘇生として入っていたものの、
流石に過剰だと感じたのと墓地利用をサガやアビスの様にはしないので上下ともに生かしにくい。とても好きなカードなんだけどね…。
とこしえが優秀過ぎることもあってそちらを優先。
桜風妖精ステップル
極楽鳥
幻緑の双月/母なる星域
タルタホルの増量、あるいは入れ替えとして。
墓地を使うデッキなのでステップルのデメリットが気になりにくい。
またジャオウガを使うデッキなのでやはりその早出しが強い。
などメリットは大いにある。
しかし前者2枚は軽量除去がランデスになってしまう。
肉体でありながらカツキングに食べられるとディスアドが大きい。
これらがこのデッキのメインフィニッシャーであるジャオウガの早期着地を邪魔する。
また母なる聖域は早出し手段として明確な強みを持つものの、幻緑の双月はハンドリソースを大幅に消費するカードであり、デドダムを引けていない場合使いにくさが際立ちハンデスへの耐性も大幅に下がる。
またジャオウガはこのデッキにおいて基本的には1-2-3-5-7と繋いで、相手の攻撃はクロックで耐えて5ターン目に出すことが基本であり、4t聖域ジャオウガはトリガーやGSで打点不足となる不安定さもある。
2tタルタホル,3tデドダムorメイデン+タルタホルでも一応可能で、そちらなら打点は多目に確保できる。
総じてタルタホルはバラギアラまで積まれているこのデッキにおいては適していると感じた。
若き大長老 アプル
元々タルタホルの枠に居た、とこしえと合わせて8枚となるサガメタ。あとGS。
サガ殿堂でタルタホルと入れ替えたが、環境が遅くなりマナや墓地を利用される場合、
つまりマナ加速よりマナ&墓地メタの方が必要な環境の場合、タルタホルと入れ替え。
現環境は速度が必要だと判断しているので今のところは要らないかな…。
こいつを抜いたら準決勝でアプル入り赤緑逆悪襲にヴァイモデル止められて負けた。
アプルがメンヘラ化して、僕は無事呪われた。
所感
現環境はサガ環境よりむしろ高速化している傾向にあり、
トリガーよりもメタカード、メタカードよりも自分の動きのカードが優先されている。
その自分の動きというのも、魔導具以外は素直に殴ることが殆どである。
結果、ジャオウガ3点ウィニーダイレクトが通る環境となり、
素直にブーストしてクラジャとウィニーを並べ、そこまでの時間をトリガーで稼ぐ動きが強力だった。
ちなみに相手の墓地メタは、致命的ではないものの普通に刺さるレベルではある。
隠れた弱点として、デドダム,アリス,メイデン,クロック,ヴァイモデルが
パワー3000で揃ってしまっているため、九番目の旧王等パワー参照除去にとにかく弱い。
とはいえ、回し方が単純で明確かつアナカラー定番カードをたくさん味わえるので
初心者にもおすすめできる。良いデッキです。安くても1万ちょっとしちゃうけど。
補足 :アドバンスで使うなら
雑魚を一掃されるテック団ケアでありつつ、デドダムを引く確率が上がる禁断を採用。
潤滑油に過ぎないアリス/再侵入を1枚抜く。
モルネクにはクロックが刺さるものの、こちら側から外部ゾーンを積極的に使うことは
出来ないので、アドバンス特有の強みはほぼ無い。
余談
このデッキは、ルーツの一部をアナカラームゲンクライム(ジョー星ゼロルピア抜きジョー星ゼロルピア)に持ち、
またクロックがコンセプトの一つであることから「クロッククライム」という別名(?)を持っています。
この絶妙にダサい名称が個人的には気に入ってます…。