11/10(金)〜12(日)の3日間、広島県民文化センターにて社中展がありました

私は土曜日に丸１日行って来ました

仮名のO先生プロデュースの合同作品です

貼り方は…

パズルみたいですね

私も参加させて頂きました

秋風にたなびく雲の絶間（たえま）よりもれいづる月の影のさやけさ

左京大夫顕輔（さきょうのだいぶあきすけ）

歌意

秋風に吹かれてたなびいている夜空の雲の絶え間から、月の光がこぼるや出ております。なんという清らかな美しさでありましょう。

先生のお手本みたいに濃い黒を見せたくて、磨った墨に龍光という漢字用の濃墨液を足してみました

同じ会社のがいいと言われますが、違う会社でどうなるか分かりませんでしたが、別に悪くなかったようです

拙作ですが、良い裂の表装に仕上がっていました

吾廬無夏日竹葉翠長寒

瓶水時移影絶勝月下看

解釈

私の廬に夏がないのは、竹の葉が翠濃く繁って、冷ややかであるからだ。瓶の水に映っている涼しい姿は、月の光に照らされて看るのに勝っている。

亡くなられた栗原蘆水先生のお手本で半年ほど書きましたが、最後まで同じ線が書けないところもありました

昔は草書が苦手でしたが、めちゃくちゃ楽しかったです

同じ社中の先生方や生徒さんの作品を観るのは、毎年楽しみです

先生方の作品は勉強になり、生徒さんの作品は今後お手本を書くのにこれまた勉強になります

学生展もあり、生徒達の作品も観て回りました

私は一人一人、あまり付いて指導しません

昔はべったり付いて、あそこはこう、ここはこうと教えていましたが、それでは生徒の自主性が育たず、上手くなっても本人が楽しくなかったのでしょう

長続きしませんでした

それで今では、口で説明して本人にやらせています

集中して書く時間を大切に、私はそっと見守っています

そして良く出来たらめちゃくちゃ褒めます

毛筆は「よろしい！」と言うのが口癖です

自分で頑張り、上手く書けたという実感は自信になります

それで中学になっても続ける生徒がかなり増えました

今回私の支部の最高賞は、広島県教育委員会賞で「満天の星」を書いた特待生のNちゃんです

部活や勉強で忙しい中、よくがんばりました

社中展が始まる週頭から各教室で案内をしました

すると沢山の生徒がご家族と観に来てくれました

がんばったのをご家族に観てもらえるのは、とても幸せなことです

またがんばろうという気持ちになれます

お忙しい中、観に来てくださった保護者さんに感謝です

私にとって社中展のいいところは、一緒にがんばる先生方と沢山話ができるところです

理事長のO先生には沢山ご講義を頂き、今日は早速来年の産経の草稿を練り始めることができました

このブログが社中の方に段々とバレてきたので、そろそろ会を公表しても良いような気もします

恥ずかしい日記なので、こっそり書いていたつもりでしだが、名前を出しているのでそりゃあバレますよね

今度、気が向いたら会を公表します

って、まだせんのんかい！ってね　笑