レディースデイ TOHOシネマズなんば




原作:貴志祐介
監督・脚本:三池崇史

出演:伊藤英明
二階堂ふみ 染谷将太 林遣都 浅香航大 水野絵梨奈
山田孝之 平岳大
吹越満

R15+



【ストーリー】
蓮実聖司は、生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師。
学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑」とも呼べる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。

彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。

蓮実は自らの目的のためには、それが最善の策であれば、たとえ殺人でも厭わない。
学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に人を殺していく。

そして、いつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。
だが、すべてが順調に進んでいた矢先、小さなほころびから自らの失敗が露呈してしまう。
それを隠滅するために考えた蓮実の解決策。
それは、クラスの生徒全員を惨殺することだった・・・。


【イントロダクション】
この日本の映画史上、最凶最悪の主人公を演じるのは、メガヒットシリーズ「海猿」で、人命救助のエキスパートである海上保安官を演じ、
自身も男らしく、ヒーローのイメージが、強い伊藤英明。
今までの“正義の味方”とは真逆の「絶対的悪」を意欲的に演じている。

生徒役には「ヒミズ」で、ヴェネツィア国際映画祭で日本人初となる新人俳優賞をW受賞した二階堂ふみと染谷将太。
そして、若手ながらその演技力に定評のある林遣都。
さらにEXILEの妹分であるガールズパフォーマンスグループFLOWERのリーダー・水野絵梨奈など、若き才能たちが集結した。

この超問題作を、ホラーからコメディまでジャンルを問わず、圧倒的な映像力と繊細な演出で国内外の映画ファンに衝撃を与え続けている鬼才・三池崇史が演出を手掛ける。




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原作本は未読で観た。

始まりはチラシやポスターとは違う、やはりあの爽やかな伊藤英明。

こんな先生がいたら、高校生活ももっと楽しかったのになぁと、暫し自分の高校時代と重ねてみる。
しかも学園祭の前で一番楽しい時ときているし!

同じ教師でも、陰気くさいイメージなのが山田孝之くん。
女子生徒を体育倉庫でヤッちゃう。
万引きした事をバラされたくなかったら言う通りにしろ!みたいな、卑劣極まりない教師。
でも学園祭の練習でするドラムの演奏はかっこ良かった!吹き替えじゃなくリアル山田孝之くん!

ハスミンが、万引きした生徒を店に連れて行き謝らせて一件落着させるも、後で良いように利用する。

美術の教師(平岳大さん)と同性愛の関係にある生徒が林遣都くん。
彼も色んな役するな、ホント感心したけど、ちょっと衝撃的かも。

学校に何度もクレーム付けに来る親父を事故に見せかけ火事で焼死させる。

試験のカンニング防止で妨害電波をだしたり、自分の過去を知られそうになると、教室に盗聴器を仕掛けて事実を探る。

ハスミンの裏の顔が明らかにされていく度に、ゾクゾクする。
これでもか!これでもか!というくらいに鬼気迫って怖い。

ハスミンの眼が怖い。ヤバい眼になってる。普通のようで普通でない。どういうんだろう、サメのような眼と言えばわかるか…。

自殺に見せかけて、女子生徒を屋上から落としたまでは何とかいけたのに。
友達がドア越しにいた事から、ハスミン壊れてしまって、生徒を惨殺していく。

かくれんぼのオニが見つけたら殺していくような、そんな感覚で次々と教え子達を散弾銃で撃ち殺していく。
怖かった、嫌悪感すら感じた。
どんなに隠れても逃げても、執拗に追い詰めてトドメをさしにくる。

助けを呼びに学校を抜け出した男子と、死体と入れ替わった男子と女子はえらかった~。
もう、ずっと体が硬直したまま観てたから、警察が学校に来た時はホントやっと緊張から解き放たれてフニャっとできた。

往生際が悪いと、かっこいいイケメンでもダサく見えてしまうラスト。


でも何かメッセージ性のある気になる終わり方だった。
続編あるのだろうか…









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