未来をその小さき手に | へんぽこ家族の趣味と日常 ~悠々自適生活~

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アラフォー男の徒然なるブログです。

初期は父親目線の育児日誌と、男の育休体験記(^_^)

復職した現在はやりたい放題、自由に好き勝手書いています♪

へんぽこ昔話談義
の時間です。


今回は
三太郎に登場して
注目を浴びた
『親指姫』
を取り上げます。


便乗商法というやつですニヤリ(笑)



『親指姫』の作者は
デンマーク人の
ハンス・クリスチャン・アンデルセン

いわゆる
アンデルセン童話
の中の一つです。


古くからの
民話や伝承を
童話化したグリム童話と違い、

アンデルセン童話は
ほとんどが
アンデルセンの
オリジナル作品です。


そのためか
残酷な描写はなく、
ハッピーエンドとなる
作品がほとんどです。



さて、
『親指姫』のあらすじ。

★★★★★
一人ぼっちの女の子(人間)
が友だちを願うと、
花の中から
親指サイズの女の子が生まれる。



人間の女の子と
親指姫と名付けられた小さな女の子
はとても仲良く暮らすが、

ある日
親指姫がカエルに
誘拐される。


親指姫を誘拐したカエルは
親指姫と自分の息子を
結婚させようとする。


悲しくて泣いていた
親指姫は魚に助けられる。


ラッキーもつかの間、
親指姫は今度は
コガネムシに誘拐される。


コガネムシは
親指姫を森に放置。
親指姫はなんとか夏と秋を
一人でしのぐ。


冬の寒さに耐えきれなく
なりそうなところを
ネズミの老婆に助けられて
一緒に暮らし始める。


そんなある日、
怪我をして南の国に
行けなくなったツバメを
見つけて献身的に介抱する。


元気になったツバメから
自分と共に行こうと
誘われるが、
お婆さんが一人に
なってしまうと拒否。


そして、
ネズミの老婆の仲良しの
裕福なモグラに
気に入られプロポーズされる。


地中暮らしが
嫌だったが、

喜んで結婚を勧める
お婆さんを前にNOと言えず、
結婚することになってしまう。


しかし、
結婚の日が近付くと
野原や花畑を思い、
泣き濡れる毎日。


そんなとき、
助けたツバメが再び現れ、
南の国に行こうと
再び誘う。


親指姫は
ツバメの背中に乗って
旅立ち、
南の花の国で
小さな王子様と結婚し、
幸せに暮らす。


めでたしめでたし。
★★★★★


誘拐されマニアの
お姫様と言えば、
ピーチ姫が代表ですが、

親指姫も
なかなかの誘拐されっぷりです。



この物語には
大事なメッセージが
二つあります。


一つは
『見返りを求めない善行が
後に自分を助けることがある』
ということです。


ツバメを助けた親指姫の
行動が、
後にツバメが親指姫を
助ける行動に
繋がります。



もう一つは
『幸せは他人の意見に左右されず
自分で決めてよい』
ということです。


結婚を決めておいて
逃げ出した親指姫には
罪があります。


本当はプロポーズの際に
「私は野原や花畑を
愛しているので、
土の中で暮らすモグラとは
結婚できません」
とハッキリ意思を示す
べきでした。


それを聞いた
ネズミの老婆は
「助けてあげた恩を
仇で返すのかい!
と怒るかもしれません。


あるいは
「私はあなたの幸せを
思って」と説得して
くるかもしれません。

(モグラがセレブである
点も大事なポイントです)


あるいは
「それなら無理は言わないよ」
と送り出して
くれるかもしれません。


どんな反応を示すかは
お婆さんの自由です。


そして、
どんな反応でも
親指姫は自分で生き方を
選んでいいのです。


それが
『自分軸で生きる』
ということなのです。


自分が
幸せだと思う生き方が
親や恩人の
期待に背いたり、
ガッカリさせるものである
ことは現実でも
よくあります。



それでも
幸せも未来も
自分の責任で選びとるのです。


童話の中にも
こんなメッセージ性が
あるんですねニコニコ


もちろん
アンデルセンが
そういうメッセージを
込めたかどうかは
僕は知りませんてへぺろ(笑)


ではウインク
ゆうとーさんでしたグッ