こんばんは、悠の弟子です
なんだかんだでけっこう更新している自分を誉めてあげたい!!!
ところで、誰かと会話をするときに自然と聞く話す配役が決まりますが、あなたはどちらになりますか
私はもっぱら聞き手に徹します
これには理由がありまして、前回だったかに会話中の脳の働きについて書きましたが、情報を得る点で言えば断然聞き手の方に利点があるのです
実際実験してみないと分からないですが、例えば主な話し手がA、聞き役がBの会話しているところを十分間カメラで撮影して、あとで二人にその撮影箇所の中から問題を出したとき、正確な記憶――取得情報量が多い――は聞き役の方だと思うのです
とはいえ、会話の中の情報の総量は話し手の話す内容がほとんどになるわけですから、話し手と聞き手の取得情報量にそこまで差が出ることはないとも思います
で、あるなら、聞き手であるメリットはないのではというと、情報の精度に関して聞き手の方が高いのです
話し手と聞き手の最大の相違点は、上記にあげた脳の働きにあります
話し手は基本的に会話を進める役割ですから、常にそのために頭を動かしています
聞き手は逆に、聞くのが役割ですから会話の要点さえつかんでいれば別のことを考える余裕さえあるのです
もっと極端な話をすれば、聞き手は聞いているフリでも役割をまっとうしていることになるのです
これは話し手が、 「相手が聞いていると思うこと」 が会話の基本的な形になるからです
会話において聞き手側がハッとするようなアイデアを思いつく場面が多々見受けられますが、上記のような余裕があればこその発想で、実はたいして珍しくないことだったりします
中身のある会話とはこういったところにあるのも事実です
話し手の出す情報をより掘り下げる、精度を高める為には聞き手がただ聞いているのではなく、 「聞きながら考える」 ことが大切なのです
そして聞き手がより高位の情報を発信すること――お互いの役割が交代すること――で情報の精度を高め合っていきます
以上の点から『会話』とは、話し合う形式を用いた情報精査であり、会話中の役割がお互いに代わること(主導権の交互交代)により、お互いがほとんど同じ情報量と情報精度を得られる仕組みとなります
……しかし、これはあくまで理想的な形であり、相手によっては会話を掘り下げないでストップしてしまう人もいます。なかには感情論だけで現実が見えていない人も
そうかと思えば、相手を批評しているつもりの自分自身が、実はストッパーになっていたり井の中の蛙であることもありえることです
これら会話中に潜む危険に対して、自分のなかでとりあえず答えを保留にして様子を見ようというのが 「聞き手」 になることでもあります
よく会話では傾聴が最も重要な役割を担うとされていますが、会話全体の流れを作っているのは聞き手なのです
具体的な話をすれば、話してて楽しい人は体全体を使って表現します、声に抑揚をつけて感情をのぞかせます、考えさせられる返しをしてくれます、こういった話し手が話しやすい環境作りが聞き手に求められる役割ということです
……とはいえ、打てば響くように返すというのも至難の技なので、ただ黙ってうなづくだけでも及第点だと思います
なにせ話し手側としては、相手の反応がないのが一番やりづらいことなので……逆にどうでもいいことや会話と関係ないことを上げられまくっても困りますがね

