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「夢子ちゃんだよね?清水先生の授業で一緒の!♪。ちょっとお願いがあるんだけど、今日空いてない~?。」


まとわりつくような声だ、やな感じ・・と夢子は思った。




「別に空いてるけど・・何?急に。代返?」

戸惑いながらも、とっさにそっけない返事をする。
どうみても、自分とは違う人種、関わりあいになりたくはなかった。



「良かったぁ~♪空いてるんだ!じゃ、決まりだ♪ありがとう♪。帝国大の医学部と合コンなの~♪。」


夢美のよく通る声に夢子はど肝を抜かれた。



「え・・ちょっと待って。何それ・・。まじ無理だから!合コンとか行ったことないし・・。急になに!?」

からかわてる!?。こいつ一体何を企んでるの!?ありえない!・・・・なんなの!!。

「そんなこと言わないでさ~。困ってるのーー。ただお酒とかちょっと飲んで話すだけだからさ!!空いてるんでしょ?。」



「絶対無理だから。嫌だから。」

夢美の強引な誘いをかたくなに拒みばがらも、夢子はなかばパニックを起こしていた。
人の関わることがない夢子にいきなり現れた美人からの突拍子のない合コンのお誘い。

すべてが突然過ぎたのだ。
しかも、帝王大って・・・。


人の心の掌握術をマスターしている夢美はそこに巧みにつけこんだ。動揺してる人間ほど落としやすいものはない。

男でも女でも基本は同じだった。



「夢子ちゃんてさ・・・・・・・可愛いよね!。格好とかは地味だけど、もっとおしゃれとかしたらすごい可愛くなる子だって思ってたの!。気になってたんだー!!前から友達になりたかったの!!。これからさ、一緒に遊んだりとかしようよ!。」

頭一つ分背の高い夢美がまっすぐに夢子の目をじっと見た。


見えない蜘蛛の糸にひっかかったみたい。

作られた完璧な笑顔。

猫みたいにパッチリとした可愛い目・・なのに、夢子にはまるで蛇みたいに見えた。
グロスでてかてかの唇がいやらしくぬめりっと光っていた。

いろいろ食いそうだった。



・・・この女の威圧感と強引さに今の夢子が立ちうちできるはずもなかった。


「・・・ちょっとだけなら・・。」
目をそらせなくて、ついそう言ってしまった。早く解放されたかった。

この鋭い視線から。


「ありがとう~♪夢子ちゃーん。♪」

崩れ知らずな仕上がりで満面の笑みを浮かべる夢美。


二人のやりとりを後ろから眺めていた夕菜が、いたずらっぽく、にこにこと笑っていた。

~~~第三話~~~~完~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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ポジティブウーマンも同時進行で書いてます★

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