ドラマチックな人生など望んでいなかったのに
とてつもない衝撃は突然やってくるのだとあのとき知った。
息子が自ら命を絶ってしまったのだ。
多少の起伏はあったものの、平凡だった私の人生は
大きく覆され、それまでの日常は消え去り、未来も軌道修正を余儀なくされた。
当初混乱のさなか、何を考えどう行動していたのか、今でも
朧げな記憶しか残っていない。
あれから二年余りの間に私の身に起こった出来事を振り返ってみても衝撃と呼ぶに値することは何一つなかった。
当然のことだけれど、息子の自死と照らし合わせてみれば
どれも皆、取るに足らないことに決まっている。
一生涯、取るに足らない毎日でよかったものを...
でも今あるのは、息子が亡くなり、私が生きているという
事実。
突きつけられた現実に私は困惑する。
何事も無かったかのような顔をして世の中を渡って行けと
いうのか。
自責の念を抱えつつ侘しく年老いて行けというのか。
課された運命の過酷さに私の心は疲弊している。
息子が旅立ってから二年余り過ぎたころの文章です。
ほんの短い間ですがブログを書いていました。
今読み返してみると全てに絶望し、怒りにも似た感情
が書かれていて心が硬直しているのがよくわかります。
もうすぐ十年になりますが、こういう奈落の底のような
時を経たからこそ徐々に自分を受け入れることが出来る
ようになったのだと思っています。
ただ、勿論想わない日はないですし、複雑な気持ちで
生きていることには変わりありませんが。
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「自死遺族の集い 夕なぎ」2024年の予定
開催日: 2024年6月16日 (日)※第3日曜日
PM 12:30~2:30
場所: パレット柏 ミーティングルーム A
(Day Oneタワー3階)
JR柏駅南口より3分
対象の方: 自死でお子さんを喪った方
参加方法: 予約不要です。
お気持ちが向いたら直接ご参加ください。
会費: 300円(会場費・お菓子代)
(お飲み物は各自ご持参ください)
8月の予定
2024年8月18日(日)ミーティングルーム A
※8月も3週目の日曜日になります。
(今のところ隔月としておりますが、皆さんの意向に従い変更になることがあります)