デイサービスの調理を担当している調理師・優美です
私の仕事は献立作成から発注・調理・洗浄・掃除・献立表作成と基本ワンオペです。
加えて、利用者さんの迎え入れや最初のお茶出し、空いた時間にはレクの準備を手伝ったりしています。
これを昔の職場の人に話すと大変だねって言われます。
確かに全てを一人で背負うのは大変です。
なぜこの職場を選んだかというと、このワンオペに、魅力を感じたから
求人情報を見ていると、調理の仕事って何人かでまわしてシフト制の所が多いんですよね。それだけ規模が大きんだと思います。
私が働いている事業所は小さいので栄養士や調理師が必ずいなくてはいけないわけではないようで。
今の職場は自分の力を思う存分発揮できる職場だと思い応募したわけです。
ここの仕事がこなせなければ自分のお店なんて出せないと思うのです。
仕事が間に合わない時は誰かに声をかけてヘルプしてもらいますので
だって周りにはナースと介護福祉士がいてプロに囲まれてますからそれだけで心強いんです。ホスピタリティに溢れた現場なんです
基本ワンオペ業務ですが経営者が全てに目を通しています。
ある日、すり流しを献立に入れてほしいと経営者に言われました。すり流しって子供がまだ赤ちゃんだった頃に蓮根で作ったことがありますが、改めて利用者さんにお出しするのは......自信がなかったのですが、咀嚼力が低下している方や嚥下困難な方に喜ばれると思うと言われて献立に入れてみました。
すり流し用に少し高級な器も用意され、新米用にも器を用意され、割れても金継ぎで直す高級な器も用意され......特別仕様な器が揃えられてきました（経営者がね）。
これには周りのスタッフも驚いていました。
蕪のすり流し
初回は蕪ですり流しを作ってみました。私が作ったのは出汁が多めでサラサラしていたのですが、もう少し具材を多めにドロッと感がある方が良いと経営者にアドバイスをもらいました。
高級食器を用意されたりすり流しをと言われたりしたのは今回が初めてで前職者までは無かったそうで、大変だねと言われました。
ですが、私の２ヶ月の仕事を見て料亭で使う高級な器を用意しても良いと判断していただいたと素直に受け取りました。
そう、物は考えようです
ワンオペが大変と考えるかキャリアを存分に発揮できると考えるのか。
あれこれ注文を出されて大変と考えるのか自分の力を認めてもらえたと捉えるのか。
私は物事をポジティブな側面で捉えていきたい。
人生をどう生きるかは自分次第だと思うのだなぁ。