なんでカワサキ…20年前迷ったバイクを比べてみた | yuu*☆の気になった事-週末の独り言-

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他にyuuさんがいらっしゃったので少しタイトル名を変えました。
過去ログが御覧頂いた方の何かの参考になればと思います。
模型作成、視力悪化と手の油が無くなってパーツが掴めなくなり、
改造以外やめる事にしました。肝心な鉄道と模型ネタが減ります。

前回

今から20年前、

大型バイクに復帰する際、

GSX750S(カタナ)に決まったという内容でした。

でも実際、

価格と内容が極端に良かったのでこのような結果でしたが、

もし、同じくらいの価格と消耗具合だったとして、

この中で、本当はどのバイクが良かったのか?

スペックで考えて振り返っていこうと思います。

そこには維持や乗り易さも少し加えてみたいです。

あと思い出したら間違いもあったので訂正も入れたいです。

 

まずは、本当に旧車だなぁと思う

 

KAWASAKI Z750FXⅡ

実は訂正がありまして、

当時出てたのと少し違うな?

いろいろ違うな

と思い、再度調べてみたら

あの時掲載されていたバイクは

 

Z750FXⅢ

こちらでした。

なぜかというと、

写真ではタンクが四角いモデルでした。

ただ、本体はⅡでも丸いタンクが不人気過ぎたので

店か前オーナーがタンクだけⅢの物に替えたかもしれません。

実際、ⅡとⅢの違いはこのタンクぐらいです。

 

こちらのバイク

 

スペック

エンジンタイプ: 空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒
モデル名: Z750FXII/III
最高出力: 67ps(49kw)/9500rpm
最大トルク: 5.6kg・m(54.9N・m)/7500rpm
車体重量(乾燥重量): 211kg
排気量: 738cc
パワーウエイトレシオ: 3.1kg/PS
全長・全高・全幅: 2135mm × 1150mm × 835mm

 

古いとはいえ重いです。

パワーも控えめだが9500回転がピークパワーで

7500回転が最大トルクなので意外と高回転型。

あまり乗り易いとは思えないです。

思い出したら、

このFX2と3はZ650ベースと前回説明しましたが、

人気の無い原因は見た目の小ささだけではなく、

エンジンも650ベースでおそらくボアアップ版。

おかげでZ750RS、FやZ750FX(1)とエンジンも異なります。

 

ではZ750FXといえば

 

スペック

エンジンタイプ: 空冷4ストロークDOHC2バルブ4気筒
最高出力: 70ps(51.0kw)/9000rpm
最大トルク: 5.7kg・m(55.9N・m)/8500rpm
車体重量(乾燥重量): 246kg
排気量: 746cc
発売開始年: 1979年
パワーウエイトレシオ: 3.5kg/PS

 

こちらの方は9000回転でピークパワーで3馬力上。

トルクは8500回転で0.1kg上。

これだけ見るとスペックはFXの方が上回ってます。

ただ、FXⅡの方が1000回転下で最大トルクで、

重量が35kgも軽くなってるので、

短いホイールベースとあいまって

FXより街中では乗り易くなってます。

それでも100歩譲って

でもはっきり言ってFXの方がずっとカッコイイ!

なのでZ750FXは当時でも高値でしか取引されてません。

Z2やZ750Fよりはかなり安かっただけです。

FXⅡⅢは当時の売上からしても大失敗だったと思います。

 

その後登場したバイクから比べると、

まだ足回りのアップグレードも無く、4バルブでもなく、

今から見ても中途半端です。購入に踏み切れなかった訳だ。

 

Z2のエンジンで無いという面でも価値的にイマイチなのでは。

しかしZ2系の空冷70psとはすごいな。

 

次に

 

カワサキ ゼファー750

スペック

エンジンタイプ: 空冷4ストロークDOHC2バルブ4気筒
最高出力: 68ps(50.0kw)/9000rpm
最大トルク: 5.5kg・m(54N・m)/7500rpm
車体重量(乾燥重量): 200kg
排気量: 738cc


まずエンジンですが、排気量からするとFX2系のエンジンです。
重量から考えるとFXⅡと同程度のパフォーマンスです。

ただし17インチタイヤで足付きも良くて扱いやすくなり、
オイルクーラーはオーバーヒート対策にも良いです。
スペックは低いですが普段乗りにはちょうど良いです。
FXⅡよりは車体で上を行ってます。走行性は同じかも。
コーナーではタイヤが太く、サスペンションの進化分
ゼファーの方が何もかも良いはずです。


それに対して10年近く古いスズキのこちら

SUZUKI GSX750S

スペック
モデル名: GSX750S カタナ、
最高出力: 69ps(51.0kw)/8500rpm、
最大トルク: 6.2kg・m(60.8N・m)/7000rpm
車体重量(乾燥重量): 222.5kg
排気量: 747cc
発売開始年: 1982年、
パワーウエイトレシオ: 3.2kg/PS
空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
全長:2,205mm、全高:1,515mm、全幅:810mm


このバイクのエンジンが不思議なのは
4バルブなのにZ2より1馬力低い。
それに8500回転がピークなので高回転でもない。
しかしトルクは500回転下で1kg高い。
ヘタすると
ゼファー750より扱いやすいエンジンかもしれない。
実際、4バルブの低回転スカスカ感は無かったと思います。
といってもトルクフル加速でも無いですが。
オイルクーラーが750には無いので暑さには弱いかも。

しかし、
フロント19インチでデカく重く、
18インチのフロントタイヤ並みの細いリヤタイヤ。
220キロ超の重いボディ、切れないハンドル
バックステップポジションといい、街乗りには向いてない。
750カタナ2型は足回りが大幅に改善されるが
フロント16インチで3本スポークになり、
今度はらしさが損なわれてしまう。
難しいです。

エンジン特性ではゼファーより乗り易いはずですが
重さと足回りの古さでスポイルされてしまってます。
ちなみに独特のデザインのおかげで整備性もイマイチです。

こう考えるとゼファー750の勝ちでいいと思います。
カタナは「あくまで街中で乗りにくくてもいいので」
という感じでマニア向けの域を越えられないかと思います。

さて、

一番買わなかった事に後悔すべきなのはこちら!

GPZ750R

スペック
最高出力:77ps(57.0kw)/9000rpm
最大トルク:6.5kg・m(63.7N・m)/7000rpm
車体重量(乾燥重量):228kg
排気量:748cc
発売開始年:1986年
パワーウエイトレシオ:3.0kg/PS
全長:2,185mm、全高:1,215mm、全幅:775mm

たった2年で劇的な進歩です。
アルミフレーム、水冷4バルブ。
カタナと比べるとトルクは若干アップですが、
パワーは8馬力も上がりました。

カタナはデザイン以外は完全に旧車ですが、
こちらは現代型バイクの始祖的な存在です。
フレームのおかげで劇的に足付きも良くなり、
カワサキはツーリングもこなせるポジションなので
比較しても使いやすく、
街中ではカタナと比べて
かなりの取り回しの良さに差が出ます。

問題は、フロント16インチがいつまで供給できるのか。
他に問題はなく、900と共通部品が多ければ将来的にも大丈夫なはずですが、国内専用モデルと思われるので、
21世紀でも専用部品の入手が可能かどうかです。

あと気になるのはブレーキがあまりにプアだなと思います。
カスタムできれば対向4ポッドくらいにしてあげたいです。

あとは水冷系部品、チェーンテンショナーあたりか。
オイル、水、サビ防止の管理さえ怠らなければ
何年も乗り続けられそうです。
これならまだ数年は乗り続けられたのではないかと思います。

GPZ400Rの時と同様。
他人の正しい意見も取り入れるなら
こちらのバイクがベストバイだったと思います。


あと、おまけですが、
若干似てるようでかなり違う前モデル

GPZ750F

こちらは旧式フレームで空冷2バルブ。
それでも77PS/9500rpm:6.4㎏/7500rpm
で、想像していた以上に遜色ない内容です。
空冷エンジンとしてはかなりのハイスペックです。
水冷でない分、手入れも楽なのでそれはそれでいいかも。
排気量がZ750FXⅡやゼファーと異なるので
これらとは違う空冷エンジンです。
価格も当時はかなり安かったのでは?
まだフルカウルではないので旧車好きはこちらで決定です。

あと、最後に番外編的なすでに乗ってたこちら。

DUCATI 900SS

こちらのスペックとインプレです。
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 904
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 92
行程(ピストンストローク)(mm) 68
燃料供給方式 キャブレター
エンジン始動方式 セルフスターター式
搭載バッテリー・型式 YT12B-BS
バッテリー容量 12V-10Ah
クラッチ形式 乾式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 トレリスフレーム
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 170/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス

こちらは同型の900モンスター登場時モデルのスペックですが
うちが乗ってた900SSと同様です。

肝心な性能データがどのカタログにもありません!
ツインという事もあり69psくらいだったかなと思います。

ただしトルクがえげつないので、
半クラ出来ない乾式クラッチのおかげで
雨天時はよく後輪が空転してました。

これもDESMOというバルブを強制的に締めるシステムで
高圧縮になっているため、低回転から高回転までを対応。

その分燃費も4気筒並みです。
ただし、こちらは完全にコーナリングマシンで、
コーナーでは当時の国産と異なり、
後輪に体重移動を任せて曲がるタイプで、
うまく曲がれるようになれば太いタイヤに低重心エンジンで
ヒラヒラ左右にバンク出来ます。
これを乗ってから重心の高いCB750に乗ると
コーナーどころか街の右左折でさえ怖いです。

意外とポジションも楽で、シートも柔らかく、
朝から晩までのロングツーリングも難なくこなせました。
実は初期400と初期900SSは足付きもかなり悪く、
こちらもカタナ同様、ハンドルがほとんど切れないので、
街中では辛いです。
400SSjuniorに至っては湿式クラッチワイヤーなのですが
とんでもなく重く、4時間が握力の限界です。
握力が60kgを切る人には苦痛になるでしょう。
400で750並みの加速なので、初期400については
いろいろ考えてもパーツの高値も含めマニア向きです。
400ならSSj以降の方をお勧めします。
クラッチも油圧に変わってます。

900SSについてはエキスパート志向でなければ、
一度のってみていただくと面白いと思いおすすめです。
距離に応じてDESMOの為にバルブクリアランス調整と
タイミングベルト交換というメンテが大変ですが、
故障は皆無でした。
20年以上前の昔も今も
70万円くらいと同じ中古価格で推移しています。

今回はもう一度振り返り、
タイムリープが可能なら
こちらの10年落ち中古バイクを選んだ方が良かったよ!
みたいな比較をしてみました。

ではニコニコ
(訂正 GPZ900Rはまだ鉄フレームでした。重いはずだ)

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