政府の地震調査委員会が24日に公表した長期評価によると、
今後30年以内に南海トラフ沿いで起きるM8以上の巨大地震
の確率が60~70%とのこと。

そして、M8以上の地震発生確率は今後10年以内が20%程度、
20年以内は40~50%で、M9級の発生頻度はこれらの
地震に比べ「1桁以上低いと考えられる」とした。

あれー!?
確か昨年の夏に出された内閣府の「想定外を作らないための想定」
はM9を基準にしていたはず・・・・

何かどんどん数字が小さくなってきているし、想定も甘くなっているみたいガーン

「恐怖から起きる拒否反応」を避けるためか
「恫喝からでは真の防災意識が生まれない」ことを
考えての策なのか・・・・

ともかく「最悪の事態を想定することが想定外を作らない」
ことを念頭に置いて「正しく恐れて正しく備える」ことが
命を守ることになるのです!!

備える事項の中の備蓄について

まずは「水」
一人一日3リットルで3日分と言われていますが
飲料水だけならそんなには必要ありません。

生活用水を考えるととても足りません。

いかに非常時に飲料水は別にして
出来るだけ水を使わずに過ごせるか・・ということです!

スパーのレジ袋を貯めておいてください。
有料の場合もありますが、機会があれば
出来るだけ集めておくように!

いろんな使い方ができますので・・・
重ねると水を運んだり、蓄えておくことも出来ます。

食器に被せると、食器を洗わなくても済みます。
これはラップでもいいですね!

水が使えなくなると現代の生活で困るのは「トイレ」です。
そこで活用すべきなのが・・・

避難所でも断水した家庭でもこれが活躍することになります。

家族で使い方を考えるのも大切です。
楽しみながら備えを大きくしていきましょう!!!


「防災士への道レベル1-3」
今日はこどもの日です。
連休もあと一日(^_^;)

それにしても地震が多いと思いませんか!
東日本大地震のせいでバランスが崩れていることが
大きな要因だと考えらえます。

今月だけでも震度4が群馬で1回、震度3が福島県で1回
震度2が沖縄・茨木(今日で2回目)などで5回、震度1だと12回!!
次の大地震の前兆だという話もありますが
とにかく必ず発生するという意識は必要です。

まずは家族で話題に取り上げ、話し合うことから始めてください。
起きる前・起きたとき・その後と順序立てて準備することが大切です。

ついつい避難袋にいっぱい詰め込もうとしますが、一度に全部が
必要かどうか整理して・・・

水と食料の備蓄も大切ですが、
家が無事なら慌てることもないことですし(津波の恐れがある場合は別)

自分と家族の命を守ることが最優先!

ノコギリやチェーンソー、バールやジャッキが使えますか!?
火や水が使えないときトイレや食事はどうしますか・・・
身近なことに対処するためには経験が一番です。

家庭でも色々試すことが出来ますし、
是非サバイバルキャンプで本格的に体験してください。




3週間前から始まった中国での鳥インフル!
21日現在で感染者103人死者20人となっています。

中国の発表だから全面的には信用できず、おそらくかなりの
情報操作が行われていると思われます。

しかし発表された数字だけを見ても4月6日の感染者18人死者6人
12日が38人と10人・16日が78人と16人となっており、倍々に数字が
増えています。

このペースで行くと遅く見ても12週間後ぐらいには100万人の感染者が
出ることになります。

まさにパンデミックです。

こうなると日本に上陸するのも時間の問題となります。

ただし、死亡率が高いままだとその前に収束するのですが、
死亡率が低くなり一般のインフルエンザ並になった場合に
一気に拡大することになります。

感染しているが発症しない人が増えるという状態です。

タミフルなどが効果があると言われていますし、日本での
備蓄も600万人以上ありますので、そんなに恐れることはない
と思われますが高齢者などは用心したほうが良いでしょう。

怖いのは次の変異がどう起きるかということです。
ウイルスも生き物ですから生き残る術をどう駆使してくるのか
ということです。

前回の強毒性のウイルスと融合したり、人から人への感染力を
強めたものになったりすると大変なことになります。

中国ではまた地震が重なりまさに「複合災害」の状態です。

日本でも地震が頻発したり、気候もかなりおかしい状況です。

南海トラフ地震を中心として、複合災害を想定した
危機管理マニュアルの策定が急がれます。

とにかく自助力の強化から始めましょう!!




「防災士への道レベル1-2」
プロの防災士になるための課程もどんどん多様化してきており
特に東日本大地震と阪神淡路大震災等の比較検証から
災害は必ずやってくるし、完全に防ぐことは不可能であることが
結論づけされています。

そして、神戸地区においてもまだ完全に復興したとは言えず、
東日本においてはご承知の状態が続いています。

そこで、災害が起きる前・発災時・起きたあと、と系統だてた
対応策を講じることが必須となっています。

これが「危機管理」ということで、特にいかに早く復興まで
持っていくかということです。復興とは単に元の状態に
戻すだけではないことは明らかです。

「危機管理」の考え方はいろんな次元で適用することが出来るので、
普段の生活の中にも使われているものがあったりして、意識すると
その存在理由がはっきりして、本来の目的がより明確になるはずです。

例えば、保険なんかがあてはまります。

南海トラフ地震や、未知の活断層地震、
首都直下型地震、富士山の噴火などなど
「危機管理」意識を持って対応する必要があります。

鳥インフルエンザが拡大してきています。

今出来る事から始めないと間に合いません!
行政や公助は機能しないということを肝に銘じて!!

まずは、自分と家族の命を守ることから・・・




「防災士への道・レベル1」

昨年8月に内閣府より出された南海トラフ地震の
災害想定に基づき、西日本各県で独自の被害想定が
作成されています。

いわゆる「ハザードマップ」というものです。

これが曲者で、住民は「防災マップ」は行政が作り
無料で配布してくれるもの、という思い込みと
行政の発表が一番信頼できるものという誤解を招く
原因となっています。

県レベルでは国の想定という、責任転嫁の対象があり
市レベルでは県の想定という逃げ道があることになります。

ここで国レベルのものには、範囲が広いこともあり
干渉することは出来ませんが、県以下の範囲になると
ここに業者からのクレーム?が入ってきます。

「浸水予想地域に入ると地価が下がる」「液状化や土砂災害
のエリアになると家が売れない」など不動産関係などからの
圧力です。

その結果公表するものとしては、過去の浸水地域や土砂災害の
起きた箇所(これは事実だから変えられない)に想定を甘くした
エリアを加えたマップとなり、次の段階のマップは更に緩く
なってしまったものとなります。

これでは「最悪の場合を想定し、想定外を作らない」という
意識改革に逆行するものでしかありません。

東日本大震災では「ハザードマップは信用するな!
自分の判断で行動しろ!!」ということを実行した
釜石での実例が教訓となっています。

行動範囲の危険箇所を自分の目で見て確認し、情報を共有
して行くことが大切です。

行動範囲の「防災マップ」が必要です。
行政の「ハザードマップ」はあくまでも参考程度に利用すれば
十分です。せっかく高い費用をかけて作ったものですしね。

     信用はするな!