@昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

書籍のタイトルから最初に断っておきますが
こちらの書籍は介護職の女性=デリヘル嬢。を
している。という言った内容ではないです。

様々な介護職の人の体験談から
介護の本当の現場を1人でも多くの人々に
知ってもらいたいからだと
読み始めて直ぐに悟りました。

こちらの書籍の様々な介護職の方々の体験談を
読み、更に介護職の賃金の安さ。
職業地位の低さ。そして離職率の高さ。
仕事のハードさを痛感致しました。

更に読み進めて行くうちに
それでもこの仕事(介護職)が好きで、
3K(汚い。キツい。危険)であるにも関わらず、
頑張って働きながら高齢者や病人の方を
サポートしている多くの介護職の人々の存在を
知る事が出来、勉強になりました。

それまで介護。福祉の仕事に携わりたい。と
思ってきてはいましたが
私の目指す道が見えてきました。

安い賃金から副業をしている介護士さん達が
居る事。そして中には風俗嬢をしてまで
介護職をしている女性が居る事も
これを読み、分かってきたからです。

他にも多くの副業をする介護職の女性達の
体験談を読みましたが
皆さん。この仕事(介護職)が好きだ。と
いう事が凄い伝わった。という事です。

中には介護の仕事がキツすぎて
肩や腰や心を壊し、
仕方なく介護職が出来なくなった女性達も
居ましたが治ったらまた働きたい。と
皆さんから伝わってきた事でした。

この国は人のお世話をする事が大好き。という
人々に恵まれている。けれど仕事である以上、
その優しさに国や世間が甘えているばかりでは
いられない。と改めて考えさせられました。

こちらを読んで何度も著者の方も
記していたように同感だ。と思ったのは
国会議員の先生方は
将来、介護をしてくれる人。
お金等に恵まれているせいか
どうも介護政策に対し、危機感。重要視。に
欠けている。と私も著者の方が
こう記していたように思いました。

4人に1人が高齢者という事に対し、
介護大臣が生まれる兆しさえないのは
どうしてだろうか。
施設に入ってしまったり。
病院に入院すれば選挙に行けなくなるので
高齢者の方達を居ない者。として
切り捨てているのだろうか。
だからこそ切り捨てた人々を
お世話する介護職。その職に就いている
人々に対しても敬意が払われにくく、
介護職自体の地位が上がらないのかも
しれない。といった記述にも
私も今は亡き曽祖父。曾祖母。祖父。の
介護をしていた祖母を見てきたので
本当に考えさせられる書籍だ。と
思いました。

多くの人の将来、お世話にならなくては
いけない介護職の人々は
この国の宝だと思いました。

だからこそ賃金も地位も上げて
働きやすい環境を提供出来るように
どの職場でもならなければいけない。
必ず必要とされている職業だけに
介護の技術向上とメンタルケアを充実させ、
整った職場環境の下で
プロフェッショナルとして
全員がレベルアップしていく必要が
あるのではないか。という記述に対しても
女性が輝く日本。を作る為に
介護職に就けば失業から救われると
国が考えるのはあまりに早計では
ないだろうか。という記述にも
納得するものがありました。

この一連の様々な介護職の女性達の体験談を
読んで再認識した事は
日本の女性はとても頑張っている。という
事だと思いました。

子育ての為。生活費の為。
内緒で副業までして頑張っている。
中には自由に出勤出来て。
短い時間で効率よく稼げるから。と
風俗を副業にしている女性達も
見受けられました。

多くの女性達は離婚して子供に内緒で
働いている風俗お母さんも居れば
旦那さんの稼ぎが足らなくて
生活費支援の為、働いている風俗妻の方も
見受けりました。

旦那さんや子供にバレたら
人生が変わってしまう。
それでも見知らぬ男性の浴場処理をするという
大変な賭けともいえる仕事を
低くなった報酬でしている。
表世界の仕事に比べたら確かに短期間で
高収入ではあると思います。

実際、私も元パートナーが
ヒモ化してしまい、お昼は工場。
夜はキャバクラ。と二足の草鞋で
Wワークしていた過去もあるので
短期間で頑張り次第で時給。収入。に
バラつきはあるものの、多少なりとも
お昼の工場だけの仕事で。
私一人の稼ぎで生活していくのは
難しい状態だったので。

副業している人々は一握りではあると
思いますがどの職業でも。
そして男性。女性。性別に限らず、
人々が輝いて働けるような職場という土台を
作る事がまず大切だと私もまた思います。

最も活かしきれていない人材。のいる
介護の現場をもっと多くの人々に
知ってもらいたい。という著者の方の気持ちも
凄い伝わってきました。

歳だから。とナンバーで判断。
一纏めにする年齢差別。男女差別。という物を
失くし、その人。その人の人生や考え方を
尊重してあげる世の中に変わったら
高齢者。と呼ばれる人々も
楽にはなれるのではないだろうか。

この世に生を受けた以上、
人は命ある限り、生き抜かなければならない。
ああ。良かった。ありがとう。と言って
この世の幕を閉じる為に
介護はとても重要な役割を担っていると
この書籍を通してこれまた思いました。

私もいずれお世話をして下った方々。
生まれた時から同業二人で付き合ってくれた
体にお礼を言って命の幕を閉じたい。
それがいつの事か。人は命の幕を閉じる時期を
当たり前ですが知らされていないので
分からないですがいずれは
介護職の人々がもっと改善されたより良い
環境で働けるようになって欲しい。と
自分もまた介護職ではなかろうと
事業所の生活支援員。福祉に携わる仕事。を
またしたい。と思っているので
業務内容は違う。ハードさもまた違う。
それでも同じ初任者研修
(ヘルパー2級)の資格が要る事で
そういった願いは余計に強くなりました。

この書籍に出会えて夢。ただ携わりたい。
そんな気持ちだけじゃダメだ。と
痛感した共にどの方も言うように
現場で働くのが好き。働き甲斐がある。
ストレス。賃金も安い。キツい。
介護の現場の内情を分かる事が出来、
それでもやっぱり私もまた気持ちは
変わらない。と思ったので
今はまだそこまで這い上がる事。
そこまでまだ行けない。という事が
現状ですが少なからず精神だろうと
障害があって諦める事が多く、
好きな事を仕事に出来ている人。なんて人は
少なく、好きな業種じゃなくても
頑張っている人。が多い中で
障害があろうとそれを逆手に取って
そういった方達の気持ちが分かる。という
気持ちを活かして色んな意味で
まだこうした夢。希望。やりたい事。がある
私は幸せだ。と思います。

世の中。甘くはないと思っています。
それはずっと前から分かっています。
ただそうやって少なからず明確な目標が
出来た自分は普段、自己肯定感が低くて
自分に自信がある訳でも、好きでもない。
ですがこういう風に前向きに思える。
考えられる。パートナーさんから
TwitterとかでのFFさんとのやり取りで
前に言われたように
本当に支援員の仕事したいんだな。って
気持ちが伝わる。と
自分の体験をベースに相手に
アドバイスするのは上手なんだから。と
言って貰えたように気持ち。思い。は
誰にも負けない自信があるっていうとこは
自分の好きな部分かもしれません。