かばぷー様企画 【ぎょっ!?アンタ何したの??】
かばぷー様「無邪気な君のせいだから」 がベースのお話です。
彼は一体、どんな事をやらかしたのか?
どんなシチュエーションだったのか?
とにかく無邪気なキョコさんのせいにして、何かをしでかしてしまう蓮さんを書いてください。
* * * * * * * * * * * * * * *
そんな企画に参加させて頂きました!
どんな無邪気なキョコなのか、
何をしちゃった蓮様なのかは、
書かれる方、読まれる方によっても、妄想…うふふ♡も違うかと。
楽しく参加させて頂きましたが、これいかに?( *´艸`)
【ワインゼリーの味見をしたら?】
やっと付き合い始めた二人だが、いきなり大人の階段を上れるとは蓮も期待はしていなかった。
それでも時間を見付けては、蓮の家にも来てくれる距離が近くなった。
「あの…敦賀さん?」
「”敦賀さん”じゃ無くて…?」
「れ…蓮…さん…」
「ん。何?」
「お口に合う…お酒の…」
「”口に合うお酒の”?」
まだまだキョーコの口調が堅いと、蓮は時々話し方を直すのだが、幾らかは染みついたモノだと、気長に変えてくれればいいと思いつつ距離を感じて寂しい時は口に出してしまう。
「ワインゼリーを…久し振りに作ってみたの…だけど……」
キョーコはほんのりと頬を染めながら、あの時を思い出してなのか頬は桜色をしていた。
「だけど? 何?」
「その…ね……」
「今はもう揮発の心配をしなくてもいいよね?」
蓮の言葉に、キョーコもイヤでもあの時の時間が蘇ってくる。
今のキョーコは二十歳になり、お酒も堂々と呑める年齢になったのだ。
「そうだけど…ワインを入れる量加減を味見していたら…」
「していたら?」
「少し酔っちゃった…」
「えっ?」
目の前で話してきたと思ったら、ソファーの俺の横に凭れてきた。
コテン…と蓮の横に、本当に酔ってしまったらしいキョーコが、蓮への全権の信頼を預けて蓮に凭れ掛かってきた。
……この凭れ方は、余りに迂闊なことは出来ない…よな?
「蓮なら…少しワインが多めでもいいかな…って思って、前に作った時よりもワインを多めに入れようと思って、ワインの味見を少しするつもりが、ごくって呑んじゃったの」
「……ごくって……一口?」
「…のつもりだったけど、ちょっと美味しいな…って思って、コップ一杯…呑んじゃった!」
明るい口調のキョーコの話し方も、蓮と話しながらいつもと違うキョーコに、蓮は小さく溜息を吐いた。
「それはそれは…。美味しかったのかな?」
「ワインは、美味しいです!」
不思議とキョーコにしては勢いがあって、蓮はそっとキッチンに目をやってみた。
カウンターの上には、空のワインのボトルが自己主張しているので、聞いてみた。
「それで? ワインゼリーはどうなったのかな?」
「ワインを…零しちゃったので、今日は出来ませんでした!」
幾分勢いのあるキョーコの声だけど、自己主張するワインボトルが、キッチンに有力な証拠として立っているけど……。
「零したのは何処かな? 君の胃の中?」
「…あはは…はい! 正解です! ……その…ご免なさい、蓮…」
キョーコは少しだけすまなそうだけど、でもトロンとした目が可愛いのか、色っぽい艶も出して、恋人として何も出来ないほど出来た男では無いんだけどね?
「別にいいよ。今度は味見は程々にね」
「は~い」
可愛い返事にクスクスと笑いも漏れる。
「でも、今日のワインの味見をさせて欲しいな…」
意地悪でなく…可愛い恋人が呟く艶っぽい唇が欲しいと思ったから。
「味見? もう無いので…」
「君の口の中に残ってるのでいいよ」
そう言って、少しだけ深めに長く唇を重ねてみた。
「えっ…むんん…ふん……ふ………ん………はっ…」
「うん、ごちそうさま。いいワインだったね。チュッ!」
「はぁぁ~~~。蓮の、バカ!」
酔いが回ったのか、キスに酔ってくれたのか、さっきよりも顔を赤らめながらも、恋人のキスにキョーコは照れていた。
「また今度、作ってね。ワインゼリー。ワインが先に無くなったら、また君から味見するからね♡」
♡FIN♡
何かお酒から頭が離れないらしい(^_^;)(呑めないのだけど)
でもって、ワインゼリーが出て来たらこんなキョコさんになっちゃいました。
つい味見して酔ってしまったキョコさんに、蓮様が口から味見を致しました♡
コレ実は知ってる方は知ってる~「エイリアン」でシャール君と翼君の初キスシーンでもあって、好きなんですよ♡
「飲みたい」「もうこれ最後。味見だけしてみる」
シャール君、実は手慣れておったのかと思ったシーンでした。( *´艸`)
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