魂の再生に向けて

 

 

ステップ②

 

 

日常生活での夫は、

 

 

朝、目覚ましで起きない

(いくら寝ても疲れが取れないそうで)

 

風呂に入らずに、何処でも寝る

(エネルギー充電のためだそうで)

 

約束を破る(すぐ忘れてしまうそうで)

 

謝らない(怒ってる理由が不明だそうで)

 

偏食で、私の手料理を食べない

(感覚過敏で、味付け変化が苦手だそうで)

 

友人関係が希薄(孤独が好きだそうで)

などなど・・・

 

 

違和感を上げればキリがない・・

 

 

沢山の不満や、悩みを抱えながらも・・

 

 

 

日常は待ったなしで、時間に追われる

 

 

 

結婚当初は、解らなかったが、

 

 

自然に私は、

 

 

夫の援助者になっていく

 

 

日常茶飯事に起きる夫の理解できない言動に・・・

 

 

情緒的交流・意思の疎通が図れずも・・

 

 

私は、これまでのやり方で

 

 

努力すれば何とかなると、

 

 

孤軍奮闘していた・・

 

 

仕事と家事の両立で疲れ切っているのに、

 

 

ぐっすり、眠れない・・

 

 

今までのような睡眠が取れない

 

 

必然的にエネルギー不足になって・・

 

 

段々と

 

 

表情・感情・気力がなくなり、

 

 

 

夫との心の距離が生れ、孤独感が・・

 

 

2人でいるのに、いつもひとり・・

 

 

なんでこうなるの❓・・

 

 

自問自答をするも解らない・・

 

 

一人、グルグル思考状態に陥り

 

 

持っていき場のない事象に

 

 

困惑し、怒りと不満満載で

 

 

未だかつてない精神状態になって・・・

 

 

夫に訴えるものの・・

 

 

理解されず・・

 

 

落ち込む一方で・・・

 

 

あんなに、大好きだった人を

 

 

嫌いになってはいけないと

 

 

自分の感情に抵抗していた

 

 

段々、夫を選択した自分が可笑しいとまで思う。

 

 

 

ある日、

 

 

こんな体調不良は、産まれて初体験

(ずっと、健康優良児だった)

 

 

可笑しいと思い病院を受診・・

 

 

ストレスで心身症とのこと。

 

 

『入院したほうがいいので

 

 

夫と一緒に受診して』とのこと

 

 

この医者の言葉に救われる思いがした・・・

 

 

やっと、

 

 

私の苦しさを、理解してくれる人に出会えた・・

 

 

 

安堵感を覚えたのは、ほんの数日間で・・・

 

 

とんでもないことを・・・

 

 

やっちゃってくれました・・・

 

 

 

この続きは、次回に・・

 

 

 

 

 

 

こんな状況に陥っている人

 

【上手にSOSを出そう】

一人で抱え込まないで、早目に社会資源を活用することと並行して、「私は、仕事と家事の両立で疲れているから、食器洗いを手伝って欲しい。」、「風呂の掃除をして、湯船に、湯をはってきて欲しい。」などのように、想像力のいらない、率直に、具体的に、短い言葉で、夫に伝えていくようにすれば良かったと思う。夫に、自分の気持ちを「私は、~」を、主語にして伝える方法【アイメッセージ】で会話していれば、良かった。「私は、夜ぐっすり眠れないので、疲れている。だから、夕飯作りを、一緒にして欲しい。」等と、細かく、気持ちや、して欲しいことを伝えていけば、病気にならなかった。「大変だ!!、苦しい!、辛い!!」という気持ちを察してくれる夫なら、労をねぎらってもらうだけで、嬉しく、また頑張ろう!と意欲的になれただろう。しかし、夫には「私の気持ちや、表情を察する」ということは、至難の業だった。夫に、「期待」していたぶんだけ、「失望」も大きく、ストレスが溜まり、体が悲鳴をあげて自分を守ったんです。最初から、夫婦だから、「夫とは、こうあるでしょう?」と、夫に、「期待」しすぎていたかもしれない。ある意味、「諦める力」も、必要だったと思う。

 

社会資源とは:行政サービス・市町村相談・医療・友人や親族へ助けを求めること。

 

この時期に、現在のような「カサンドラ自助グループ」や、「ブログ」、「書籍」、等の情報があれば、仲間がいるし「私、一人ではない」と知ることで、頑張る気力が湧いてきたと思う。

現に、私は、「カサンドラ自助グループ」の仲間のお陰で、カサンドラを脱却した。

当事者と家族構成員のみんなが、今よりも、少しでも生きやすくなるための、ヒントになれば良いなと、心から願っています。