人間は、
自分の5感覚と脳による個人ごとの合成世界を、
そのまま正しいと思い込んできた。
けれどもそもそもその5感覚は、
一人一人のセンサーが異なるため、
受け取れる情報は個人によって違ったものになるし、
そもそもすべての情報を受け取れるはずもなく、
ほんの一部だけの情報しか受け取れない。
そして、さらにその情報は、脳内で合成されるが、
合成されるときは、過去の情報と比較されることにより、
個人個人で異なる過去に大きく影響を受けて、
勝手な全体像を結んでしまう。
だから、人間一人一人が異なる合成世界を認識しているんだ。
だから、Aさんを好きになる人もいれば、嫌いになる人もいて、
また、何か条件が変われば、好き嫌いも逆転したりもする。
一人一人が異なる判断基準を使って、条件状況が変化すれば、
それに応じて自動的に好きになったり、嫌いになったりする。
そんなことに気づかず、人間は誕生してから何百万年もの間、
その一人一人の異なる固定された判断基準から、誰かを傷つけてきたんだ。
家族も、会社も、自治体も、国も、あらゆる組織団体が、
これによって争い合ってきている。
戦争がなくならない理由だ。
最近、この脳の束縛から解放される技術が完成している。
認識技術nTechだ。
人類の新しいルネッサンスが始まろうとしている。