監督 クリント・イーストウッド

かなり評価が高く感動すると言われている映画。
敬遠してたけど、Huluに出たから鑑賞。

グラン・トリノとは車の名前。
まずこの映画、どういう風に感動させるのかなと思ったけど、凄まじくバッドエンドな映画で悲しすぎる映画だった。
泣けるんだけど、悲しい感動。

ストーリー展開的に、タオの成長物語でもあり、コワルスキーのケジメをつける映画でもあったのかな。
それに加えて、本当に愛すべき大切にすべきものは何なのか。こういうメッセージ性もあると思う。
作中に笑える要素や、やりとりなど凄くリアル感もあり全員が良い味を出してたのも、この映画の魅力の1つだろう。

最後の選択が、最大の悲しい部分でもありコワルスキーの魅力がグッとつまった名場面だった。
自分が戦争で感じた、人を殺すという罪悪感。その罪悪感をタオに背負わせたくない、そして敵であるギャング達にその罪を背負わせて刑務所行きをさせる。これが本当の復讐だと、コワルスキーは知っていたんだろう。
そこまでの経緯の、お世話になった古い友人の床屋の人に最後の会話をし、牧師に警察を使わせた。そして目撃者も出す。
コワルスキーは、冷静になれ。とタオに言っていた。
こういう悲しい作戦を練られたのも、過去の罪悪感を知っているからだろう。
かなりグッとくるシーンだったな。

本当に大切にすべき愛すべきものは何か、というメッセージ性だが、それは、育ての親と産みの親問題にも当てはまると思うが、
作中では、コワルスキーの家族はただ金銭目的で、妻の葬式でもわかるように何の情もない。
タオの家族は純粋な気持ちで接し、仲良くなった。
血が繋がってるとかは関係がない。本当に大切にすべきものは自分で決める。そんなメッセージ性があるんじゃないかな。

やや前半にテンポが遅いと感じたが、全体的にスッキリしたストーリー構成だったと思う。
かなり悲しい映画なんだけど、凄く身に沁みる映画でもある。
評価が高いのは納得。かなり面白かった。

学んだこと
本当に大切にすべきものは何なのかを考える
計画を建てるには冷静に、頭を冷やして考える

90点