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…………。















お家に帰ってきた。




病院から家の距離は目と鼻の先。






帰ってすぐお風呂を溜めた。






待ってる間、彼が蒸してくれた今川焼きを食べた。



人生で一生を共にするであろう大好きな今川焼きを食べながら、






"な~んだっ、まだまだかぁ~"





なんて考えながら。





子宮口は1時間に1cmずつ開いていくのが平均的。

本格的な陣痛が始まっても子宮口が開かないと始められない。


まだ1cmしか開いてない21時半頃。


なら、全開になるまでザッと9時間はかかるのか…



って考えていたら
不安は消えたけど、ちょっとまた切なくなった。。。





出産したら当分お風呂に浸かれなくなるし、

なんかモヤモヤしていたせいか、
旦那くんに"一緒にお風呂入ろ~"っと。





お風呂の中で沢山話した。




今の気持ち、
赤ちゃんが産まれてきたら~とか、色々話した。



聞いてるのか聞いていないのかわかんないけど(笑)、
いつも一生懸命に私の話しに耳を傾けてくれる彼。



大好きな彼。




そんな彼との赤ちゃんが、もうすぐ産まれてくるんだ~って。

もうすぐ逢えるんだ~って、
つくづく考える。






彼と話していると
なんでだろう。。。





不安が温かい気持ちへと変わっていく。





"温かい。。。"

























"熱い。。。"





















"お腹………………………"





















"痛い………………………"















"イタタタタタ…………………"














ふぅ~





治まったぁ。。。
























あ、また……









"イ゙ダダダダダダ…………………"

















はぁ






治まったぁ。。。
















あ、また来た…………














繰り返す痛み。






時計を計ってみると
陣痛の感覚は5分感覚へと短くなっていた…





そいえば

お風呂入ると促進効果があるって言ってたっけ!!!…









『来る…………………』





この時始めて確信した。








確信した時にはもう前屈みになる姿勢をやめられなくなっていた。


痛みを我慢しながら直ぐさまお風呂から出て、ドライヤーをする。





けど立ってらんない…





どうしよもない痛みに耐えれず、床に座ったままドライヤーをした。




もうセットなんてどうでもよくなっていた。



半乾きのままリビングのソファーへ行き、そのまま倒れるように、"バタッ"と横になる。




ボーっと歯を磨く。


ひたすら磨く。



何かしていないと痛みが紛らわせれない気がしたから。



でも歯磨きもダメだった。。。




ドライヤーも歯磨きもダメ。




何をしても一苦労で。






どうしよ…





そうだっ

"blog見よう"






blogを開くと沢山のコメントが寄せられていた。




"ゆうきちゃん頑張って!!"


"自分のことのようにドキドキする………"


"姫ちゃんもゆうちゃんと同じように頑張ってるよ!!"


"大丈夫!みんないるから!!"









凄い…



嬉しい…






皆が励ましてくれてるんだもんっ


待ちに待ってたこの瞬間がとうとう来るっ


誰よりも楽しみに待っていたんだもんっ


頑張らなきゃ






『リキ病院行こっ!!』





彼は直ぐ病院に連絡を入れてくれた。



『今から行きますっ』





入院準備はしてあったのですぐ家を出れた。

彼は焦り一つも見せず、誘導してくれた。


凄い頼りあるなぁ…。


身を任せてばかりな私を優しく支えてくれる彼、、、



ありがとう。。。





病院まで、大事な大事な抱きまくらの"シロたん"を抱えるのがやっとだった私。




そのまま分娩室へと。






イッタッッ




この子宮口が開いているかのチェックがまたなんとも言えない"キーン"とする痛み。





さっきの助産婦さんが

『お~さっきより開いてるね~
お風呂効果かなっ☆

もう陣痛始まったよ
ここからスタートだねっ

朝方くらいかな?もしかしたら予定時間より早く産まれるかもよ~』










嬉しい





陣痛が始まったんだ
ここからが本当のスタートだ




赤ちゃんに早く逢えるんだ





この時、時間は深夜23時。






彼も
"頑張れよ、ゆうきっ"
と、手をギュッと握っていてくれた







実は喜びは2倍だった。



早く赤ちゃんに逢いたかったのと、

もう一つは
この痛みに何時間も耐える自身がなかった…




と、私の弱い部分が顔を出していた。






分娩台で1時間ほど胎動をモニターでチェック。



どんどん感覚が短くなっているのがわかる。



口数も少なくなっていく。


痛みが強さを増していく。

なんとも言えない重苦しい痛み。

お腹とゆうより腰にくる…




痛みを痛感するたびに
皆、本当にこの痛み耐えてるのっ!!
本当に何時間も我慢して乗り越えられるのっ!!



心の叫びが声に出ていた。


助産婦さんが
"大丈夫よ、あなたまだ話す余裕あるんだもんっ"







…………って、
励ましになってなーーい!!?





はぁ~


痛みが強くなっていくほど、赤ちゃんの事考えたいのに、考えれなくなっていくこの感じ。




朦朧とする。。。





いっそうのこと、
失神してる間に産まれてきてくんないかな…とまで考えてしまっていた。






まだまだ子宮口が開かないとゆう事で、
一度病室へ移る事に。


分娩室から病室へまで歩くのもしんどい。

陣痛が治まっている短時間の間に移動。

部屋のベッドに着くとそのままバタッと倒れ込む。




深夜1時すぎ。



ここから2時間、ひたすらベッドで耐えた。

陣痛が治まる3、4分の間に仮眠。
また治まったら仮眠。


もはや朦朧としすぎて
起きていたのか寝ていたのか失神していたのかさえわからない状態。



洋子ママも来てくれた。




彼、ママが交代で腰ゃお尻のツボを押してくれる。





二人の愛を感じた。。。



二人だって眠いはずなのに
ずっとマッサージをしてくれていて、、、




痛みなんかより、
その優しさに涙が出た。






気付いたら
軽く眠りについていた。。。




……………気がする。









長い2時間ちょいだった。




時間は深夜3時半。




時計を確認するがてら、
無意識にblogをチェックした。



わけのわからないほど朦朧とするこんな時でも、
日課って変わらないんだね。



またコメントが増えていた…





また涙が出た。。。





後少し…




後少し………



と、皆の温かいエールと二人の愛、そして自分を無理に励ましながらも"赤ちゃんの為!!"と頑張って耐えた。


もうここまで来たら我慢大会、、、。





けど、関係なく強くなる陣痛にその気持ちまでも押し潰されそうになっていた。









…。





やっぱダメだ、、、









『リキ、、、助産婦さん呼んできて…』







続く







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