続きです。
さてさて、どこまでお話しましたかね。
前玄関のお話は済んだので次は・・・
二階の開かずの小部屋でしょうか。
わたくしの部屋の向か側に
ひっそりと忘れられたようにありました。
そこは父の姉さまが使っていたようです。
姉さまが使った後は妹が使った?
・・・のかどうはわかりません。
ぼんやりとしか覚えていないんです(汗)
この部屋に人が入ることですか・・・
滅多になかったと記憶しています。
たまに祖母が用事で入ったりして・・・
祖母の後について入ってみると・・・
湿った空気と埃のにおいに混じって
ショウノウのような、香水のような
何故か懐かしいあの香りは・・・
布団などが積み上げれてれいて
押入れのような棚のような場所には
姉さまのと思われる小物などがあったような・・・
あ、そうだ。
子供心にもひいてしまったある物が!
あれは・・・
それは姉さまがこしらえた物。
紅い縮緬でこしらえた小物ですが
これが・・・
これが・・・
これは・・・
え~っと・・・
書くのはやめます。
(どうしても知りたい方はメールをください)
姉さま(伯母)は20前後で亡くなり
その死因も曖昧なんでございます。
病死と聞かされていましが
どうもそれは違うらしい・・・
病気を苦に自殺というのが
真実に近いと思っています。
私は姉さまを思うと
しんみりした気持ちになってしまいます。
私が小さすぎて記憶にないってのもすまなくて・・・
妹(叔母)の方はお嫁に行っても気鬱です。
おばさん(妹)にはとてもよく遊んでもらいました。
「美人で優しくて自慢のお姉さん」
そう思っていたものですから、数年前に母に
「ずっと気鬱だった」と聞いてとても驚きました。
今でも大好きな女性の一人です。
この部屋についての感想は・・・
「ここで絶対寝れない」
この表現が一番しっくりきます。
何故ならそこが
「池の側の唯一の部屋だから」
この部屋は
人を病にする部屋でございます。
次は「不思議な空間」です。