私は「怖いもの見たさの臆病者」であります。
昨日宮部みゆきさんの
「おそろし」という本を読みました。
確かに恐ろしくて不思議な物語なのですが
いやまてよ・・・
これだったら我が家も負けてないぞ!と
おかしな対抗心を燃やして記事を書いています(笑)
私の生まれた家のお話です・・・
本当のお話です。
私の生家は北海道のとある農村地帯にあります。
北海道では珍しくもなんともない
一見どこから見ても普通の家です。
土地はとにかく広かった。
それが私の唯一の自慢でした。
家族構成もごく当たり前の6人家族。
些細な喧嘩はあるものの
特にトラブルもなく仲良く暮らしていました。
そんな我が家の上に突然なのか
それともゆっくりと忍び寄ってきたのか。
真っ黒い雲がやって参りまして・・・
後は激しい雨にずぶ濡れになり
何かの罰を下しているかのような雷に打たれ
家はいとも簡単に壊れてしまったのです。
先日書いたばかりですが、父が突然自殺しました。
壮絶な死です。
父が死んだちょうど一年前の同じ日
祖母が急に倒れて亡くなりました。
父の死後ちょうど一か月目
祖父が車にひかれて下半身不随になりました。
私は友達のバイクの後ろに乗りガードレールに衝突
そして弟は車を運転していて事故を起こしました。
私の旦那はこれまた突然おかしくなり
包丁を振り回すようになりました。
母はその間入退院を繰り返していました。
ちなみに、何年か前に母に聞いたのですが
父の姉さまも昔20歳でこの家で自殺しております。
こうして幸せな一家は、ほんの1、2年の間に
見事に崩壊したわけであります。
実はわたくし・・・
子供のころからなんとなく気づいていました。
家や土地を本能的に好きになれなかったのです。
子供だからこそ「何か」を
敏感に感じとっていたのでしょうか?
そのわからない「何か」を
何度も父や母に訴えました。
時には泣いて訴えました。
もちろん頭と行く末を心配をされましたよ(汗)
結局は「多感な子供だ」でしまいでした。
子供は子供、嫌でもそこに住まねばなりません。
物心ついた私は何度か家出をしました。
母は泣きましたが
家族に不満があったわけではございません。
家が嫌だったのです。
その内、私には1つの目標ができてしまいました。
家から離れることが私の目標になっていました。
何が嫌だったのか?
今さらながら考えてみたいと思います・・・
ちょいと休憩します。。。