昨日16日は息子の9回目の月命日だった。

 

眼科の後、スーパーで買い物をしていたら

ふと目に留まった焼き芋。

 

たまに買うこのスーパーの焼き芋は

ねっとりみずみずしくてとても甘く美味しい。

 

そう言えば…息子も好きだったなぁ、焼き芋。

 

大人になってからは焼き芋より

マックのフライドポテトの方が

好きだったみたいだけど。

 

 

まだ息子が年長さんの頃。

 

秋になると焼き芋屋さんの軽トラが

たまに近所を周る。

 

降園して、夕方、お友達と遊んでいた息子が

「い~しやきいも~~」の声を聞いて

お友達と二人、家から飛び出して行った。

 

「やきいもやさーーーん、まってーーー!!」

「やきいもちょーだーーーい!!」

 

二人で焼き芋屋さんの軽トラを全力で追いかけている。

 

「え??ちょっと、待ってーーー!!」

 

私はそんな二人を必死で追いかける。

 

子どもたちの声に車を止めてくれた焼き芋屋さん。

子どもたちはもう勝手に焼き芋を買っている…

 

というか、お金持ってないよね?

 

私は仕方ないからお金を払ったけど…

何本入っていたかは忘れたけど

700円くらい払ったような記憶がある。

 

高くないか??

まぁ、仕方ないけど。

 

ニコニコ笑顔でおいしそうに焼き芋を頬張る

息子とお友達を見ながら、苦笑した。

 

懐かしくて、可愛い想い出。

 

あの時の焼き芋はきっととっても美味しかったよね。

 

 

無邪気な息子を想い出すといつも思うことは

あの頃の、無邪気で素直なまま真っすぐに

育ててあげられなくてごめんね…ということ。

 

あなたはお父さんの言葉に傷ついて…

 

お父さんとお母さんの喧嘩の原因が

自分にあると傷ついて…

 

どんどん自分に自信を無くしてしまった…

 

本当にごめんなさい。

お母さんはただあなたを守りたかった。

 

でも、それも間違っていたのかもしれないね。

 

お母さんがもっとあなたとお父さんの間で

上手くやれていたら…

あなたはもっとお父さんを頼って

助けを求めることもできたはずなのに。

 

私があなたを孤立させてしまった。

 

ごめんね、Y。

 

 

9回目の月命日にスーパーで買った焼き芋を息子へ。