阪神淡路大震災から今日で丸29年。

 

29年前の今日、夫は小正月の休みで

家族3人テレビを観ていた。

 

…と言っても息子はまだ3か月の赤ちゃんだった。

 

テレビに映し出される光景は

まるで映画のワンシーンのようで

とても日本で起きていることと思えなかった。

 

我が子と同じくらいの赤ちゃんが

瓦礫の下になり亡くなったり

火事で逃げることもできず亡くなっていた。

 

生きていれば息子と同じくらいの

立派な成人となっていただろう。

 

もう29年も経つんだ・・・

と時の流れの速さに驚く。

 

息子が生きた時間と同じくらいの時間。

 

阪神・淡路は見事に復興し、経過した時間は

”あっと言う間”の一言で終わってしまうけれど

能登半島地震の復興はこれから・・・

 

これからの29年は、考えると気が遠くなる。

 

同じ29年なのにね。

 

そう思うと、息子と生きたあっと言う間の29年と

これからの29年の長さ同じはずなのに

私にとっては長くて長くて・・・

 

う~~ん、やっぱりあと29年も生きなくていいんだ。

 

29年後にはもう息子のところに行けてたらいいな。