今日は息子の車の初めての車検。
あの車、1年4カ月しか乗らなかったね。
この車検が終わったらお母さんが乗るね。
整備場の受付の人は、私の高校時代の同級生で
高校時代はクラスも違ったし、特に話したりは
しなかったけど、共通の友人がいて顔は知っていた人。
「息子の車なので車の中、汚いけど
よろしくお願いします」
と言ったら、うちも息子がいるので分かります!
汚いですよね、男の子って、と言っていた。
息子が生きていたらなんてことない世間話。
でも、今の私にとっては「そうですよね~」
と相槌打つだけで精一杯。
まるで、息子が生きているかのように会話する。
一人になってどっと疲れた。
いいなぁ、彼女の息子さんは生きてるんだ…
私の息子は死んじゃったんだよ…
また悲しみが襲ってきた。
高校生のあの頃、自分の人生に
我が子の自死というこの世で一番辛いことが起きるなんて
思いもしなかった。