いま、全体的に「休」む(調整)」に入っている銘柄が多いですが、 休んだ後に「上がる銘柄」と「下がる銘柄の違い」って分かりますか? 今日は、この2つの違いについて書いてみました。
よく、次のような質問されます。
「休んだ(調整)後に上がると思って買ったら、下がってしまった…」
「再び上がる銘柄と、そのまま下がってしまう銘柄を、どう判断すれば良いのですか?」・・・・と。
再び上がる銘柄の休むは「押し目」ですが、上がらずに落ちる銘柄の休むは「天井」になります。問題なのは、押し目と天井の区別をどうつけるかです。
正直に言うと、100%それを区別することは難しいです。
相場に絶対は無いからです。ただし、当てる確率を上げることは出来ます。
ところで、拙著や無料動画セミナー、投資戦略フェア2024などでも話しましたが、銘柄が上がる理由は、人気があるからでしたよね。
銘柄が上がる理由=人気があるから
では、何故、人気があるかというと、その銘柄に次のようなものがあるからです。
・成長性
・割安性
株式投資においては、どれほど市場の細かい物色テーマが変化しても、この2つは全ての市場ルールの根底にあるものです。そもそも、「株式投資とは安く買って高く売る」ものですから。
成長性を買う場合、今の価格が割高であっても(業績の成長によって)将来的に割安になるという期待があるからです。割安性は売値よりも安く仕入ることが出来るという期待からです。
・・・ということは、この状態のときに、
まだ成長性や割安性が存在しているか?をチェックすれば良いことになります。
チェック方法はファクターです。
成長性については、すでに『四半期成長率とチャート分析』で紹介した四半期成長率(前年同期比ベース)、また無料動画セミナーなどで紹介した前四半期比ベースのものが有効でした。
(※投資フェア2024で前4平均比ベースも紹介しましたが、その後のアンケートなどで、混乱する方が多かったので、しばらく封印しておきます)
四半期成長率
前年同期比ベース:基調的な成長性を示す
前四半期ベース:足元の成長性を示す
でしたよね。
つまり、これらのファクターで有効性が示せていて、尚且つチャートが極端に加熱した状態でなければ、休む(調整)後に、再び上げて行く可能性があります。
また、仮に天井だったとしても、成長性が失われていなければ、上昇幅の半値押しぐらいで一旦止まった後に、二番天井を取りに向かう事も多いです。
押し目狙いが失敗して、ロスカットし損ねたと思っても、落ち着いて行動すれば、助かる可能性も高くなります。
なお、四半期成長率の値の判断ですが、原則、上位1/5に入ってるかどうかを目安にします。これは『四半期成長率とチャート分析』で、有効性の検証として使っている5分位分析の結果からです。
当ブログでも、週末に載せている値上がり率ランキングの集計では、5分位に属する値をそれぞれ市場ごとに色分けしていますが、上位1/5のものは、赤で塗られたセルになります。
今のように地合いが悪いときには、成長性の低いものは指数の下げにやたらと連動して、上げには連動しない事が多いです。しかし、成長性の高い銘柄は、指数下げには連動しにくく、指数上げに連動しやすいと思います。
ただし、次のことに注意してください。
成長性を好感して上昇したところで一旦休んでいるようなものは、次の成長性が示されるまで休んでいるパターンが多いです。
殆んどの場合は、四半期決算の発表によって示された数字が材料となります。
割安性については、後日、書いてみます。
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