数人の読者からDMで「住石ホールディングスはどうなりますか?」との質問を頂きました。結論からいうと「分かりません」なのですが、住石ホールディングスは今回の上昇相場の象徴的な銘柄だったことと、業種的には、米国大統領選に関わる市場テーマとも絡んで来そうなので、分析してみることにしました。

 

まず、現状を整理です。

 

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図1



2023/7/31:2024年3月期1Qの四半期成長率は全てマイナス。

翌日に底を付けてから長い日数でジリジリと上昇。

2023/10/31:2024年3月期2Qでの四半期成長率は全て大幅にプラス。

かなり良い数字だったので、私自身はここから仕掛け始めました。

 

次の、2024/1/31:2024年3月期3Qでは、進捗率は良かったものの、四半期成長率は全てマイナスとなったことで、四半期単位での成長は一旦止まったと思い、残りの保有も利確しました。ここまで株価は2.7倍も上昇したので、かなり上出来でした。

 

しかし、チャート的には高値保ち合い状態で下げず。そんな中、2/5の株探「もしトラ」特集で住石が取り上げられ、数日開けた2/8から大きく上げ始めました。ここから先は投機的な相場になったと思い、手は出しませんでしたが、3/7まで3Q発表後から実に3.3倍も上げました。2Qの翌日からだと10倍、まさにテンガバー銘柄でしたね。

 

ただ、3/7の天井から連続ストップ安で、2/3押しまで落下。現在3Q発表後の辺りです。もともと四半期の成長性は止まったので、今現在の辺りが一つの落ち着きどころかなと思っています。投機的に買われた分が吐き出された感じでしょうか。

 

住石は現状、予想PER18.1倍程度であり、業績次第では、二番天井目指して再び上昇する可能性もあります。そこで、今後の分析を兼ねて次のように3つの値動きを想定してみました。

 

図2

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まだ、不確定要素が多いので、かなり大雑把ですが、90日以内という想定では、直近につけた高値を目指せば楽観シナリオ、全戻りとなる上昇スタート地点目指せば悲観シナリオ。1/3、半値、2/3のそれぞれの押しで行き来きするのが中立シナリオ。

もし、新たに高値を目指すとしたら、もっと日柄が必要になってくるかも知れません。

 

住石は化石燃料銘柄なので、もし本当にトランプ政権が誕生、もしくは濃厚になってくれば再度大きく資金が入ってくる可能性は充分あるかなと。ただし、業績が好調であり、四半期単位での成長性が示せてくれば…という条件も付きますが。

業績が振るわなければ、500円ぐらいまではダラダラさげてしまうでしょう。そういう下げ方をする場合、見込みは薄いと思います。

 

ところで、気を付けなければいけないのは、選挙は水ものであり、現在の米国大統領選は色々と不透明な部分があるので、どう転ぶかは分からないということです。常に複数の可能性を頭に入れて考えていく必要はありますよね。

米大統領選の年は、毎回なにかが起きるので、今回も突発的な災いが発生することは充分あり得ると思います。

 

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