3/4(月)~3/8(金)の1週間の値上がり率ランキングを集計しました。

今回、四半期成長率だけではなく、これまで紹介してきたファクターを全て並べています。いずれも5分位分析で有効性が強いことが確認されたものです。

それぞれカテゴリーごとに紹介すると以下です。

 

・四半期成長率…四半期単位の成長率

・四半期割安率…四半期単位で見た割安率

・バリュー…四半期PER、今期予想PER、PBRの逆数

・決算サプライズ…直近決算でサプライズ度を数値化したもの

・業績修正…直近決算発表で上方(下方)修正を数値化したもの

・配当…配当利回り

 

『四半期成長率とチャート分析』では、四半期成長率をチェックをメインに据えて、それ以外に直近業績のサプライズや上方修正、割安さなども併せてチェックするように書きましたが、それらもファクターとして定量化していくと、このようになります。

 

下記表を用いて、下記表に登場して、尚且つここ最近の話題となった銘柄を幾つか分析してみました。(データとしてはかなり貴重なものだと思います)

 

 

1514住石HD

前回決算発表では、四半期成長率や割安率は悪化したのですが、決算サプライズと今期上方修正が良好なため買い材料視され、一気に投機的に買われた感じですね。四半期の成長性は止まっています。

 

4425KUDAN

成長性も割安性もマイナスですが、今期上方修正が非常によく、それによって連続ストップ高になってます。今後、四半期の成長が乗ってくると面白いと思いますが。なが~い目で見たチャートが私好みなので、継続して監視していこうと思ってます。

 

7003三井E&S

成長率、割安率、バリュー、サプライズ、上方修正と全てが良好な数字ですね。そこに米国からの国策が材料視ということで、そりゃ買われますよね…という感じです。対チャイナの設備入れ替えとして、欧州までが顧客として名乗りを上げて来るかどうかにも注目してます。

 

3778さくらインターネット

成長率、割安率は足元は改善の兆しですが、基調的な成長がまだ見られません。また決算サプライズや業績修正も特に良くは無く、思惑相場でここまで上昇したのがビックリです。国策として名指しされた銘柄が強く買われる嚆矢となった銘柄かなと。思惑でかなり上げたので、ここから業績相場につなぐには相当な数字が出て来る必要がありますが、その辺りは次の四半期決算でかなりハッキリしそうですね。

 

5595QPS研究所

四半期成長率、割安率ともに悪くはないですね。それ以外はデータが揃ってないですが、トランプが大統領再選となれば宇宙関連のビジネスに資金が流れてくると思っているので、宇宙関連のリーディンストックになるかですね。ノンポジだとしても注目はしておきたいです。

 

7014名村造船

四半期成長率、割安率、バリュー、サプライズ、上方修正とそろってますね。買われると思える数値が出ていたので、こういうのは決算発表後に買い候補としての筆頭になります。

 

※記事を書きながら思ったのですが、折角、各要素を数値化しているので、ダラダラ文章で書くよりも、それらをレーダーグラフで表示すると分かりやすいかなと。次回、表現方法を工夫してみます。

 

他の銘柄も、上記表で1つ1つ見るとかなり立体的に分析できるので、今週の上昇銘柄で興味のあるものがあったらチェックしてみてください。来週、調整が入るところで、新たに押し目拾いの候補なども見つかるかと思います。

 

 

***********************

拙著『四半期成長率とチャート分析』発売中

■Amazonでの購入は こちら.
■パンローリング直販トレーダーズショップ(送料無料)での購入は こちら.

***********************

 

※ブログに「いいね」を押して頂けると嬉しいです。

↓励みになりますのでクリックをお願いします♪


株式ランキング
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村  

 

Twitter(X)のフォローも、よろしくお願いします。
@tarouyuuki0322