これまで、色々と有効なファクターを紹介してきましたが、

よくある勘違いとして、

有効なファクターのものを買えば、何でも上昇する・・・というものです。

 

「結喜たろうさん、●●ファクターの一番高いものを買ったんですが、

 全然、上がらんですよ…」

 

こんな意見も当然、出て来ると思います。

 

確かに、これまで四半期成長率、四半期PER、四半期割安率、決算サプライズといった有効なファクターを紹介してきました。

 

しかし、これらは万能ではありません。

 

例えば、ここ1年はPBRが有効なファクターでしたよね。

しかし、何でもいいからPBRの低いもの(特に1倍割れ)を買ったら儲かったか?

と言うと、そんなことありませんよね。

 

もちろん、有効なファクターを選別していけば、

パフォーマンスは飛躍的に上がることは、私自身が体験しています。

 

ただ、やはりファクターは銘柄選定フィルターの1つなんです。

テーマ性や出来高など他のものを組み合わせて総合的に見る必要があります。

 

そして、もう1つ重要なのがタイミングです。

買いサイン、売りサインの型をある程度、身に着けておく…

 

タイミングを誤ると、どれほど良い銘柄でも、利益を出すどころか

結局、損失を出して終わることにあります。

 

ただし、完璧なタイミングを掴み続けることは不可能です。

(超能力でもあれば別ですが)

 

そこで、私の場合ですが、完璧なタイミングを探ろうとするよりも、

買った後にどう行動するか?を予め決めて行動するシナリオを作っています。

 

 

上図は模式図ですが、上昇チャートの2つの個所で買った場合に

それぞれ3つのシナリオを作っています。

 

楽観シナリオ…思惑通り上昇してくれた場合のシナリオ

中立シナリオ…同じ価格帯でボックス相場となってしまうシナリオ

悲観シナリオ…思惑とは反対に下がってしまうシナリオ

 

最初は大雑把で構わないので、とにかく面倒臭がらずに

必ず3つのシナリオを作る。

そして慣れてくれば、楽観シナリオから更に、複数のシナリオを派生させていく。

 

将棋の読みと同じですね。

相手(株価)がどう動くかに応じて、予め自分がどう行動するかを

決めておくわけです。

 

 

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