バリューを成長株に生かす方法を書いてみようと思います。
少し、長くなるので何回かに分けて書きます。
バリューを測るファクターにはPERがありますよね。
バリュー株投資というと、
低PERのものが物色されて、適正値まで来ると終了となります。
適正値というのは、大体その業種の平均値であったりしますが、
地合い全体が上向いている場合には、その平均値も上がって来たりします。
バリュー株投資というと、普通、
プライム市場でもTOPIX500に入るような大型株が対象でしょうか。
ただ成長株でもバリューという考え方は活かせます。
その辺りの話をして行こうと思います。
ところで、成長株には「思惑相場」と「業績相場」があるという話を
拙著『四半期成長率とチャート分析』や、このブログでも触れていますが、
この「業績相場」が発生する仕組みをバリューという視点で図示してみました。
簡単にモデル化してます。
ここに、PER14倍で推移している銘柄があるとします。
この銘柄のPER適正水準は14倍だとします。
①:2Qで業績2倍になりました。PERは半分の7倍になります。
②:銘柄はPERの適正水準の14倍まで買われて上昇しました。
③:勢いが増してPER28倍まで買われました(買われ過ぎ)。
④:買われ過ぎが訂正されて、株価はPER14倍まで下落しますが、
3Qでまたも業績が2倍、PERは半分の7倍になります。
➄:再びPER14倍を目指して上昇します。場合によっては、
前回オーバーシュートしたPER28倍まで買われる可能性もありそうです。
企業業績が成長すると、その成長によってPERの値が小さくなり、
それを修正する形で株価が上昇していきます。
企業が成長過程に入って増収増益が続くと、この繰り返しであげつづけていきます。
このように成長株の業績相場で、
PERが修正されていく過程を数式として示し、
しかもそれが5分位分析でも、
しっかりとした有効性が示せる「四半期割安率(とでも呼びましょうか)」
というファクターを紹介するところまで、
話を進めて行こうと思います。
まだアップされてませんが、1/17にパンローリングで収録した
動画セミナーでも、今年2024年の相場展開を話しました。
今年は、この四半期割安率(仮称)というファクターが、
結構、使えるんじゃないかな?という気がします。
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