前回からの続きです。
実際に予想四半期成長率で5分位分析を行ってみた結果、
その結果、明らかに妙な出来事が起きてました。
それは、いくつかの分析結果では、
有効性と非有効性の分位が逆転していることでした。
その理由を書く前に、5分位分析で用いた予想四半期を
どう求めているかを整理しておきます。
そもそも「四半期ごとの業績予想」を出している企業はありません。
従って、次のようにして計算しています。
※いずれも当たり前すぎる話なのですが、一度、整理しておきます。
①:企業が、通期予想、中間予想を出している場合。
第1四半期予想(単体)=中間予想÷2
第2四半期予想(単体)=中間予想-第1四半期実績
第3四半期予想(単体)={通期予想-第2四半期実績(累計)}÷2
第4四半期予想(単体)=通期予想-第3四半期実績(累計)
②:企業が中間予想を出してない、通期予想のみの場合
第1四半期予想(単体)=通期予想÷4
第2四半期予想(単体)=(通期予想÷2)-第1四半期実績
第3四半期予想(単体)={通期予想-第2四半期実績(累計)}÷2
第4四半期予想(単体)=通期予想-第3四半期実績(累計)
各四半期予想(単体)=通期予想(累計)÷4
③:企業が通期予想も出していない場合
各証券会社などが独自に出している中間や通期のコンセンサス予想を用いて
①や②で計算する
各企業を個々に分析する際には、季節性などを考慮して、
もっと細かく求める必要がありますが、基本的にはこのように考えると
予想値が想定できます。
なお、5分位分析に関しては、単純に通期予想÷4で計算しています。
上記①、②、③のように細かく設定して行った結果と比較しても、
それほど誤差はでないので、
全体の傾向を掴むのであれば、これで充分だと思います。
以上を踏まえたうえで、なぜ、予想四半期成長率の5分位分析では
奇妙なことがおきたのかを、次に書いてみます。
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