【狩猟型】【農耕型】の2つの戦略があるという話を書きましたが、
ちょうど今の相場では、2375ギグワークスが良い教材なので、
これを取り上げながら実例として解説したいと思います。
【狩猟型】と【農耕型】 2つのエントリー方法
またチャートの波動の動きを使ったチャート分析も結構な精度で
天井や反発位置を予想できそうです。
なお、今からギグワークスを推奨しているわけではなく
ここで取り上げているのは、あくまで実例として題材にしているだけなので、
ご了承ください。
この銘柄、つい最近、9/11終値254円から10/12高値1149円まで、
約4.5倍となった銘柄です。
9/11に3Q発表で業績は非常に悪かったのですが、
経常利益の四半期成長率は▲66.27%と成長性もダメでした。
ただし、連結子会社の日本直販の総合プロデューサー(?)に
秋元康氏が就任ということで、色々な思惑を呼び、
株価は一回押し目を入れながら大きく上げました。
業績がダメなので、今回の上昇は思惑相場ですね。
狩猟型で仕掛ける場合、10/2にBの高値を終値で抜いたことから
10/3に仕掛けることになりますね(投機相場と理解してのエントリー)。
翌日10/4も勢いよく上昇してますが、10/6窓①と10/10窓②を開けました。
こういう場合、窓開け倍返しを使って、当面の天井を予想します。
※天井の想定:窓開け倍返しを参照
それぞれの予想天井は
窓①は980円
窓②は1176円
となります。
また、2021/3/3に付けた天井1,200円は、窓②の窓開け倍返しと近いですね。
以上から、当面の天井価格は980円~1200円の間と予想できますね。
また、上昇出発9/11から30日目は10/11になります。
思惑相場は、大体1か月ぐらいで天井つけることが多いので、
株価が10/11前後に980~1200円辺りに居たら、そこで一部利確という
戦略を組み立てることが出来ます。
さて、実際の動きですが、
10/12に高値1149円で天井を付けて、翌日から下落します。
ほぼ、チャートの波動通りですね。
また下落ですが10/17の終値で、ほぼAD半値押しから
10/18に反発しています。
上昇は二番天井を取ることが多いので、
今回もそのような動きになるかと思いますが、
取り敢えずの目標は、DE半値戻しとなります。
ちなみに、私はここからの思惑相場にはエントリーはしません。
自分のスタイルに合致してないからですが、
ただし、監視銘柄には入れておきます。
なぜなら数か月後、思惑が現実化して、
業績相場に移行することがあるからです。
拙著『四半期成長率とチャート分析』の第5章で
ミクシィの例をだしましたが、今回もそのミクシィのようになるか、
注目したいと思います。
思惑相場で大きな上昇銘柄に気が付いたとき、
「ああ、これに乗れたら良かったのに…」と嘆きたくなりますが、
その必要はなく、むしろ、「面白いものを見つけた」と
数ヶ月先に来るかもしれない業績相場の準備をします。
思惑材料が業績に反映されるという確信が強ければ、
そこから【農耕型】の戦略を立てれば良いし、
もし、実際の数字が出てからでないと動けないと思えば、
【狩猟型】のための準備と監視を行うと良いでしょう。
業績相場が始まる場合は、必ず四半期成長率に数字が反映されてきます。
ただし、
このギグワークスの思惑が業績に結び付くかは分かりません。
秋元銘柄だった2015~2016年、6176ブランジスタ「神の手」相場の場合は
思惑で上げたものに、更に思惑が重なって大相場になりました。
そういうパターンになる可能性もあります。
また、逆に2016年の3689イグニス のように、
秋元+Daigoで思惑が出たものの、ゴシップ記事か何かで失速し、
「結局、アレはなんだったんだ?」という結果になるかも知れません。
いずれにしろ、数ヶ月先に何か起きるかどうか注目したいですね。
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