天井を想定する場合、倍返しというのは有名ですが、

それを応用して、経験的に使っているものをご紹介します。

 

「窓開け倍返し」(勝手にそう呼んでます)というものです。

チャート分析で「窓埋め」は有名ですが、これを逆転したもので、

図1になります。

 

図1:窓埋め倍返し

 

チャートは、開けた窓を埋めることが多いです。

特に、明確な材料がなく開けたものには、その傾向が強いですね。

(※逆に強い材料で開けた窓は埋めにくいですね)

 

窓を開けて勢いよく上げたものも、上昇が終了、あるいは調整に入ると

下げて来ます。

 

その際、下で上げた窓が節目になりやすいです。

「窓埋め」ですね。

 

そしてもう一つ、上昇していたものが下げる際に節目となるものがあります。

「半値押し」です。

 

そこで、天井(C)から「窓埋めまでの価格幅 = 半値押しまでの価格幅」

と考えるわけです。

 

図1では、直近の底(A)から窓下(B)までの価格幅ABを

窓下(B)から加算した位置を、当面の天井(C)と想定しています。

 

当面の天井(C)= 窓下(B)+ 価格幅AB

 

勿論、必ずこういう動きをするわけではないので、

あくまで1つの仮説を立てるわけです。

そして、その仮説に基づいて、「窓開け倍返し」の位置まで来たら、

ポジションの一部を利確するなどの戦略を立てたりします。

 

 

ここからは、バリエーションになりますが、

今回、紹介した「窓開け倍返し」の基本的な考え方は、

既存で使われるチャート分析の逆発想です。

 

「半値押し」と「窓埋め」を組み合わせましたが、

「半値押し」と直近天井から派生した「逆転支持線」を組み合わせるのもありです。

 

「支持線倍返し」とでも呼びましょうか。

こんな感じです。

 

図2:支持線倍返し

 

ただ、経験的にこっちの方は、

窓埋め倍返しよりは弱いかな…って感じはします。

 

いずれにしろ、既に広く周知されているチャート分析の

様々なパターンから、色々なバリエーションを考えていくことで、

より多角的な予想が可能となります。

 

 

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