チャートで株価を見ていると、
たまに「なんでこんなところで止まったの?」
というのがあります。
過去の値動きを見ても、
特に高値や安値、半値、或いは1/3という節目も見当たらず、
「まぁ、需給が逆転したんだろな…」程度に思って納得するのですが、
実は、株価チャートには
見えない高値、見えない安値、見えない半値…
を持つものがあります。
ここで実例を挙げます。
8925アルデプロの2014年の大相場です。
※株価は2014年基準としています。
これは2013年3月には12円だったものが、
1年で2014年3月に392円と約33倍になった大相場です。
凄いですよね。
ただ、この相場を超長期で見ると、ちょっと印象が変わります。
下は2004年~2016年までの月足チャートです。
赤い部分が、上図の大相場にあたります。
あれ?
なんかショボいと思いませんでしたか?
2014年3月に392円を付けたとき、株式掲示板などでは、
「 2006年2月につけた上場来高値5,440円から
2012年7月につけた上場来安値7円の半値戻しは2,724円だったことから、
最低でも2,700円はタッチする!
1/3戻しでも1800円は行くだろう! 」
…なんて意見もありましたが、
実際には、392円止まりでした。
「きっと日足で細かく見ると、過去392円の辺りに節目があったのだろ?」
と思われる方もいるかも知れませんが、そう単純でもないのです。
実は、この392円は、高値とか安値、半値といったチャートの波動に
ちゃんと適した位置だったのです。
どういうことでしょうか?
勘の良い投資家であれば、すぐに気が付くかも知れませんが、
ちょっと考えてみて下さい。
記事が長くなりそうなので、今回は前編として2回に分けて書いていきます。
…後編に続きます。
拙著『四半期成長率とチャート分析』発売中です。
■Amazonでの購入は こちら.
■パンローリング直販トレーダーズショップ(送料無料)での購入は こちら.
※ブログに「いいね」を押して頂けると嬉しいです。
↓励みになりますのでクリックをお願いします♪
Twitter(X)のフォローも、よろしくお願いします。
@tarouyuuki0322