ゆうきなかもと@yuukinakamoto暴走したとき、欲に目がくらんだ油屋の従業員たちが、顔なしを増長させてしまった挙げ句手が出せない状態になってしまっていたのに対して、千尋は全く違った態度で、問題を解決してしまう。まぁ、クサレ神からこの顔なしまでの描写にはご都合主義的な側面も否めないが、それ故に、千尋のスタンスが
2020年07月29日 14:20
ゆうきなかもと@yuukinakamoto際立って見える訳です。このように、コミュニティの外側にも軸足を持つメリットはコミュニティ自身にもある訳です。そして、本人そのものにもそれはあると思いました。それは、油屋の外側に複数の軸足を持つ千尋との対比で登場している「顔なし」の存在について見ると、やはり複数の軸足を持つことの
2020年07月29日 14:24
ゆうきなかもと@yuukinakamotoメリットについて感じざるを得ない。つまり、「顔なし」は「千」に依存するという、たった一つの軸足しか持たないために、あんな感じになってしまったのだと思う。また、「顔なし」の承認欲求の塊のような描写や、それ故、銭婆の編み物の役に立てたときの嬉しそうな描写などは本当に真実を描いていると
2020年07月29日 14:30
ゆうきなかもと@yuukinakamoto感じた。つまり、承認欲求をフェイクみたいな形で得ようとしても何も満足はないということだ。偽物のお金で、不特定多数の歓心を得たところで、満足感などないのだ。ただ一緒に苦労したり、あるいは人の役に立てたときこそ、喜びや満足感が初めて出て来るんだというメッセージだと個人的には思った次第
2020年07月29日 14:38
ゆうきなかもと@yuukinakamotoまぁ、メッセージというのは言い過ぎで、そういう解釈を可能にするだけの豊かな表現が「千と千尋の神隠し」にはあると言いたい。さて、千尋の成長物語についてだが、最後の最後に湯婆婆から、この豚の中にお前の親がいるから、どの豚が親なのか当てられたら、契約解除して、親も元に戻してやるよ的な
2020年07月30日 11:08
ゆうきなかもと@yuukinakamoto場面で、千尋が「この中には親はいない」と答える。この場面は本当に、本当に素晴らしい場面で、千尋の成長を物語るのにこれ以上のものはないと思った。相手の提示した選択肢から選べと普通言われたら、心理的にはそこから選びたくなるのが人間だ。しかし、その選択肢の中に正解があるのかないのか。
2020年07月30日 11:14
ゆうきなかもと@yuukinakamoto現実的には、そういう問題が、限られた選択肢から選ぶ場合にはある。テストの問題だと、一つだけあるとか、2つあるとかヒントがあるが、現実の世界で選択肢から選ぶときにはそうとは限らない。例えば、買いたい物があって買い物をするときに、Aというお店に行って、そこで買うかどうかは、まず、その
2020年07月30日 11:17
ゆうきなかもと@yuukinakamoto店に買いたい物があるかどうかを確かめてから買うと思う。つまり目的が明確な場合は、その目的に合う何かが存在しているのか、いないのかが大切になる。千尋の場合も、その中に親がいるのかいないのかが、根本的な問題になる。しかしながら、湯婆婆のように「この中から選べ」なんて問題の出し方をされ
2020年07月30日 11:20
ゆうきなかもと@yuukinakamotoると普通は思考に枠がはめられ、その枠の中だけで物事を考えがちだ。そこのところを、枠にとらわれず、柔軟な思考力を発揮した場面は本当に素晴らしく、千尋の成長っぷりを表現していると思うし、本当に素晴らしい表現だったと思う。また、千尋の成長において、なぜ親が豚にならなくてはならなかった
2020年07月30日 11:25
ゆうきなかもと@yuukinakamotoそれは、一時的にも親離れをしなくてはならないからだ。なぜ、一時的でも親離れしなくてはならないかというと、ホリエモンが親ストッパーという言葉を度々口にしているが、往々にして、少年少女の成長において、親ほど邪魔なものはないと思う。なぜ邪魔とまで言えるかというと、それは「千と千尋の神隠
2020年07月31日 10:07