こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

12月22日に12月定例千葉県議会が閉会いたしました。

執行部から12月議会に上程されました議案は全て可決されました。

 

しかし、発議案(決議・意見書)は0件。

私たち千翔会も共同提出していたために残念でなりません。

https://www.pref.chiba.lg.jp/gikai/giji/gaiyou/h29/h29-12-teirei/documents/h2912-hatsugi.pdf

 

数の論理で単独過半数を持つ自民党会派が賛同しないと、何も通らないというのが千葉県議会の現状です。

 

緊急性があるとして県職員2人が逮捕された県東葛飾土木事務所発注工事を巡る官製談合事件を検証する調査特別委員会(百条委員会)の設置を改めて本会議において民進党が求め、共産党や市民ネット・社民・無所属とともに私たちも賛同しましたが、最大会派の自民党などが反対し否決されました。

 

民進党の趣旨説明と共産党の百条委員会を設置すべきという立場での討論では、この官製談合事件においては「県議を囲む会」と称して複数回にわたり、逮捕された職員2人と建設会社元役員の他、県土整備部幹部や県議が会食を重ねていたことが明らかになっており、県側をチェックする議会・県議(どこの会派のどの地域の議員であるかということも目星がついています)が同席していたということはあってはならず、県の行動規範の指針は「職務上利害関係のある者との会食などは厳に慎む」としておりますが、県職員が逮捕される事態に陥ったのは今回だけではなく、県のコンプライアンス及び再発防止策が不徹底であったことが露呈する形となった、と発言。

 

県民の信頼を大きく損ねたということになります。

特に今回の議会では昨年度の決算認定もありました。

こうした県職員が談合事件で逮捕された背景(つまり県民の税金が公平に扱われていなかった)や教育福祉への配分等含め、私たちの会派は民進党、公明党、共産党、市民ネット・社民・無所属とともに不認定という厳しい判断を行いました。

 

私もこれまで我孫子市、千葉県と決算の認定・不認定を議員として何度も行ってきましたが、おそらく不認定という判断をしたのは今回が初めてだと記憶します。

 

とはいえ、最大会派の自民党と自民党籍の複数の一人会派が認定したため、認定となりましたが、小さな力でもしっかりと他会派とも連携を取りながらチェックをし、県議として、そして二元代表制という観点からも県議会の一員として役割と職責を果たしてまいりたいと思います。