ゆうちゃんのほよよ日和にようこそ。
久々の投稿になってしまいました💦
いろいろあった我が家の夏休み。
そんな我が家の最近の子どもたちのことを書いてみました。
☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ
出産後、ふたを開ける機会がめっきり減ってしまった電子ピアノ。
保育士の試験を受けるために購入して、かれこれ20年以上たつ。
引っ越しのたび処分することなく、一緒に移動してきたこのピアノ、最近活躍中だ。
理由のひとつは、にいちゃんが時間を見つけてはせっせとピアノを弾いてること。
「ラ・カンパネラ」(←難曲!)
の二曲を弾いてみたい!と言い出し、
YouTubeをみながら練習中。
熱心に練習してるけれど、実はにいちゃん、楽譜を全く読めない。
どこかで習う?とお誘いするも、
「いいや結構!」
「自分でやるのがいい」
と言って、ひたすら自己流で練習に励んでいる。
毎日同じところを繰り返し弾いていたら、
「summer」は前半一部分だけかなり弾けるようになった。
そこだけきいたら
「おお!弾けるの??」
と期待が膨らんじゃうのだが、弾けるのは、ほんとにその一部分だけ。
好きな気持ちで弾けるフレーズを増やしていけば、
いつかは全部弾けるようになるか、な?
さらに、弾いてみたい曲がでてきたと欲を出してきたので、なんの曲か聞いてみると、
「幻想即興曲!!」
だと!
熱意に合わせてどこまで上達するか、
乞うご期待といったところだ。
さて、実はにいちゃんより先にピアノを始めていたのはひーちゃん。
今年もお盆の時期に人生2度目のピアノ発表会に参加した。
昨年の初参加のときとほぼ同じく、
独奏一曲と、連弾一曲、カップス(コップの口をテーブルなどを軽く叩くようにして音を立て、リズムを刻む演奏)に取組んだ。
独奏も連弾も、一応自分で曲を選んだらしい(ピアノの先生から聞いた)
「音楽をとにかく楽しんでほしい」
というピアノの先生の願いのもと、発表会では会場に飾る鉢植えのお花を一人一鉢ずつ数ヶ月前から育てたり、カップスだけでなく、ハンドベルまで体験させてもらえたりする(ピアノの先生はハンドベル演奏者でもある)。
練習についても、特にあーしなさいとは言われない。
気に入った曲をマイペースに練習させてくれて、やりたい気持ちを大切にしてくれるとっても素敵な優しい先生だ。
ところが!
ひーちゃん、全然練習しないのだ。
(ピアノ習ってる子どものあるある?)
本番2週間前あたりまで、レッスンの時だけの練習(つまり、家では弾かない)だったが、
さすがに、本番という先が見え出した2週間前あたりから、ようやく自宅でもピアノにさわりだした。
何度も止まって指を確かめてる状況でも、全然気にしない。
それだけでなく、
椅子の上に体育座りして弾いてる、
とか
椅子に寝て足で弾いてるとか(←こんなピアノの弾き方する人、トムとジェリー以外に知りません)
もう大丈夫!弾ける!
と、余裕のお言葉を発してる。
トムのようにすごい弾き方で発表演奏してくれるのでは??と、違う期待をしたぐらいの余裕ぶり。
連弾は私とだったので、自宅で連弾練習に誘うのだが、全然付き合ってくれない。
というわけで、先生のレッスンにて初合わせ。
当然バラバラにしか弾けないのですよ。
私一人でいくら練習しても、連弾は息を合わせないといい感じに弾けた!とはならない。
先生優しいので、「ここでたくさん練習していきましょう」と時間オーバーで弾かせてくれました。感謝しかないです、ほんとに。
あまりの状況に私としてもだまっておれず、
一週間前には、最後の切り札
「YouTubeみる前に済ませておくリスト」に、
ビアノの練習30分
を加えた。
YouTube視聴のためならピアノを弾くひーちゃん。
テンポはかなーり自由。
弾くスタイルも変わらず自由。
先生には
「高学年は最後の一週間で仕上げてくるので大丈夫ですよ」
と言われたけれど、半信半疑でトム・キャット・ひーちゃんのことを見ていた。
とはいえ、発表会が近くなると、さすがのひーちゃんもやる気がでてきたらしく、
親子連弾も何回かあわせてくれるようになった。
何度か合わせていると、私たちの技術レベルでも、何となく息を合わせる感じがわかってくる。
トチろうが気にせずに最後まで弾ききると、
ひーちゃんから、まさかの笑顔のハイタッチ!!
トチろうが、止まろうが、ひーちゃんにとってあんまり関係ないみたい。
息をあわせる、息があうことの楽しさをハイタッチで表現できるって、我が子ながら素敵なことだ。
なんだかこれまでの、あまりに練習しないことへのモヤモヤも、まあいっか、と思えるようになってきた。
そんなひーちゃん、いよいよ発表会本番!
もともと本番に強いこともあってか、
ひーちゃんの独奏はこれまでの中で一番の出来だった。
普段ミスしないようなところでミスタッチをして、頭が真っ白になる瞬間はあったけど(発表会あるある)、取り戻してくるあたりはさすが。
そして、親子連弾。
なんだかんだ必死こいて練習した私がトチってしまったけど、演奏は止めずに、なんとかなんとか二人で弾ききった。
楽屋に戻ると、先生が
「一番良かったよーー素敵な演奏ありがとう!!」と誉めてくださった。
緊張でぶっきらぼう顔のひーちゃんも、緊張でドキドキしてた私も、力がフワッと抜けた感じがした。
発表会では、お花など渡したい人は独奏の後にどうぞというのが、この教室の発表会のお約束。
はじめはお花はいらないと言っていたひーちゃんが、発表会前の最後のレッスンの後、ぽつり。
「やっぱりお花ほしい」
うんうん、最後頑張ったものね。
そのまま駅近くのお花やさんにいって、自分の気に入った花を選んで立派な花束を注文し、独奏の後私がひーちゃんに届けることになった。
本番でぶっきらぼうに受け取って、さっさと舞台へはけていったひーちゃんだけど、実はすごく嬉しくて、その後何度も記念写真撮影をしていた。
発表会終わった後、リストの中の「ピアノの練習」はまだ続いていて、発表会2週間前よりも少しだけ練習量が増えた。
トムになるのは諦めたらしく、座って弾くようにもなった。
そんなこんなで、まだまだピアノさんにはがんばってもらうことになりそう。
お二人とも、いつまでも楽しんで弾いてください。