「人間は動物である
動物とはなんぞや
動く物だ」
いま読んでいる本が
教えてくれたこと
そーだよ
だから動かなきゃダメになるんだ
涙が止まらない
わたしたちみたいな患者にとって
歩けるということが
どれだけ羨ましいことか
なんて素晴らしいことなんだろう
そんなこと患者になるまでは
気付けなかった
だるくてベットから動けない
車椅子で移動していると
段差が多かったり
道がガタガタしてると
身体への振動が辛い
歩けてもすぐ疲れちゃう
って実感したとき
って実感したとき
まっすぐ歩けなくてフラフラする
そんなとき
そんなとき
ふつーに歩けるって
なんて素敵なんだろうって
すごくすごく感動した
前に入院してた頃に
お見舞いに来てくれた人たちには
「病院まで来るのに
歩いて電車に乗って降りて
歩いてバスに乗って降りて
歩いて会いにきてくれて
そうしてまた同じようにして
家まで帰る
なんていう
なんていう
ふつーにこなしていることが
わたしにはものすごく羨ましい」
って何人かに話したことがあった
わたしにはそれが
どんなにがんばったって
できないことだったからだよ
だから今はこうして
歩けるようになって
ものすごい喜びを感じてる
生きてるって奇跡なんだよ
まだ体力も免疫も足りなすぎて
長時間は歩いてられないけど
でもやめないし諦めないよ
だって人間は動物だもん
そしてわたしは人間だからね