慢性的な人手不足と依然として高い離職率を維持している介護業界。


離職理由として「賃金が低い」に続いて最も多いのが「人間関係が悪い」という理由です。


まあ、うちの職場も例外ではありません。


人間関係で悩んでいる方に私からアドバイスをさせて頂けるとすれば一言



そんなことよりも目の前にいる利用者さんと自分自身の成長だけを考えろ



です。


介護の仕事というのは「これさえやっておけばOK」とか「ここまでやったからもうOK」とか、そういうマニュアルや限界がない仕事です。


そこに年齢や学歴や職歴は一切関係ありません。


介護は入ったはかりの新人でも、5年10年のベテランでも、常に自己研鑽=自分を研き高めていくという姿勢が求められる仕事です。


そこに会社や上司や先輩職員が介入する余地はまったくありません。


人間関係が悪いという理由で介護業界から離れていく人たちは、少なからず人間関係に淡い期待をし、失望するからなのだと思います。


はじめから人間関係に期待をしなければ失望することもないし、そもそも介護の仕事に職場の良好な人間関係を求める必要はまったくありません。


それよりも、目の前にいる利用者さんと本気で向かい合う姿勢、自分自身の成長を追い求める姿勢、介護とはそういう姿勢が求められる仕事だと思います。


もちろん、介護はチームケアですから、社会人としての最低限の礼儀やマナーは常識の範囲内で必要です。


でも、馴れ合いや友達感覚はまったく必要ないし、求める必要もありません。


今、職場の人間関係に悩んでいる人がいたら自分自身に問いかけてみて下さい。


自分は一体誰のために、何のために働いているのか?


答えは一つです。


目の前にいる利用者さんと自分自身の成長のため。


そこに会社や上司や先輩職員はまったく関係ありません。


ただただ、目の前の利用者さんと自分自身の成長だけを追い求めて下さい。


そこに素晴らしい景色があると私は断言します。