お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)/苫米地 英人
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最近仏教に結構興味があるんですよね・・・晴れ
僕の中で、仏教の話を面白くする人といえば苫米地英人先生ですチョキ
知ってる人は知ってると思うのですが、オウム真理教の脱洗脳で有名になった方です。
脳機能学者でもあったり・・・とにかくいろんな肩書を持ってる「天才」ですにひひ
頭のイイ人の話は、とにかく難しくて訳が分からない・・・だから本も最後まで読めなかったりするのですが、この人の本は・・・とても一読して「分かった!」とは言えませんが、それでも超分かりやすく書いてくれているので好きですニコニコ
あとテレビにもよくでてたのですが、人間的にも面白い方で僕の中でヒットしてる人ですチョキ

さて、今回は「お釈迦様の脳科学」という事で手にとって立ち読みしたのですが、兼ねてから著者が「日本に伝わっている仏教は、儒教であり道教が混じって伝わったものだからお釈迦様の教えてなんの関係もない」とTVでも言われていた裏付け・・・理由が分かる内容になっています。

仏教の国と言われる日本で行う、葬儀や位牌、戒明は実は釈迦の説いた教えとは全く関係がないと著者は言います。インドで出発した仏教が、中国を経由して日本に伝来したのですが、中国で道教や儒教の思想や、又バラモン教との布教合戦時に取り入れた呪文(マントラ)や仏具が入る事で大分捻じ曲げられて伝わっているという事でした。

個人的に驚いたのが、この「ねじれ」というのが少々のねじれではではなく大分変形してしまっているということでした。例えば、日本で葬儀を行う時は坊さんがやってきて御経を唱えてくれて・・・っていうのが普通で違和感がありませんが、釈迦は「僧侶が葬儀に立ちあってはならない」とされたそうですあせる
細かい事を言えば、釈迦は酒を禁止したそうですが・・・日本の坊さんは普通に飲みますよねあせる

思想的にも、釈迦が元々説いた内容からは大分かけはなられたものに変形してしまったというのが本書の内容です。全ての内容に論理的で、根拠のある説明がされているので基本的な知識がある方が読むともっと理解できる内容だと思いますビックリマーク

更に、著者は釈迦の教えを近代脳科学の内容と照らし合わせながら釈迦の教えを高く評価されている。

本書で説明されている、「空」だとか「ゲシュタルト」とかいう仏教用語や脳科学用語を巧みに使って説明はできませんが、それでもナルホド!スゲ~!と思った本書の言葉は「煩悩を消す事はできない、コントロールしなければならない」、「煩悩とは抽象度の低い考え方(?)」、「抽象度の高い考えで目標を立てなければならない」、「悟っただけではいけない、機能を果たさなければ意味がない」というような事でした。

理解している方から見たら「学びが浅いなぁ」と思われると思いますショック!あせるカンベンしてくださいあせる

でも僕としては、とても新鮮に面白く読ませて頂きました。世界ではまだまだ宗教を原因とした戦争が絶えません。キリスト教徒、イスラム教といった一神教の宗教が原因で多くの血が流されてきました。「平和と幸福」これが僕が考える宗教が求める共通のゴールだと思いますが、皮肉にもその宗教が原因で起こる紛争と不幸があることは本当に悲しいことです。

その中で、仏教という宗教は。そういった争いの火種にはあまりならなかったそうです。平和を実現していく上で仏教的思想がもつ役割は大きいと感じました。近年の仏教ブームに乗りながら、僕も少し勉強していこうと思いますにひひ

とても面白い本ですので是非一読してみて下さい!!

苫米地節の映像を載せときます。
↓↓↓↓

①博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏1/6
②博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏2/6
③博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏3/6
④博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏4/6
⑤博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏5/6
⑥博士の知らない日本のウラ 苫米地英人のスピリチュアリズムの裏6/6