仕事は5年でやめなさい。/松田 公太
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2年前にふらっと立ち寄ったブックオフで購入した本です。
当時僕は本の虫・・・とまではいきませんが、ジャンルを問わず無作為に本を読みあさっていたと思います。
仕事の事でもいろいろ悩んでいる時でもありましたのでタイトルの「仕事は5年でやめなさい。」にひかれて衝動買いしたのだと思います。

松田公太さんは言わずと知れた、今は元タリーズコーヒーをアメリカから持ってきた方です。僕が住む愛媛県にはタリーズコーヒーが少なくとも8年前にはありませんでしたので一度も入ったことはありませんが・・・。(今日町でタリーズ見つけました!近いうちに行ってみますラブラブ!

まず著者がいわれる「仕事は5年でやめなさい」という意味は、「人間の成長は5年区切りである」という事と、長期間同じ環境、人間関係の中で過ごすよりも「新しい環境、人間関係の中で人は成長する」という意味であると僕はとらえました。

これは本当に納得しました。何故なら僕が先ほど「仕事の事で悩んでいた」と言いましたが、仕事を始めた時のような緊張感や必死な思い、辛い思いもいっぱいしたけどそれを成し遂げた時の達成感、やりがいのようなものがだんだん無くなっていました。なにか惰性で仕事を淡々とこなしている自分に「人間として成長していない」という思いに悩んでいました。

結局僕は、この本の期間通り5年で前の仕事を辞めることになったのですが・・・著者が「辞めると決めてから成長が加速する」と言われている通り、僕の最後の一年という期間は惰性的ではなく、「最後にもう一発!」という思いでバリバリ取り組めることができましたし、「成長」を感じることができました。

又、著者は「目的」と「目標」の違いを明確にしなければならないとと言われます。自分の人生を山登り例えると、最終的に目指す目的地、頂上が正に人生の「目的」(弓を引いて、矢が最終的に止まる的)であり、「目標」というのはその目的を達成するまでの「道標」だと言われます。よく最終のゴールと中間のゴールと言われますが、目的・目標という言葉でも整理することができました。

あと、特に印象的だったのが「自分のリアル未来志」を作ると良いと言います。著者は、27歳の時に自分の寿命がどれくらいかを予想するところから始まって、一年ごとの目標、五年ごとの目標を立てたそうです。著者は自身寿命を、祖父母や親の情報を基に55歳と仮定していました。そして「自分の人生は如何に短いか」、「この期間が終われば自分は無になる」という事をリアルに感じ恐怖したと言います。

残されたタイムリミットが短いという事を自覚した人ほど「一瞬一瞬を本気で太く生きられる」というメッセージだと思います。常に自分を高める為に投資・投入し、恐怖に立ち止まらずに新しい環境に飛び込んでいく事で立派な人となる事ができるんだと思いました。

まだまだ内容は濃いのですが・・・

本書の中で、僕にヒットした言葉があります。それが「No Fun, No Gain.」(喜びなくして成長なし)です。著者が高校時代アメリカで人気だった言葉を変えたものらしいです。元々は、「No Pain, No Gain.」(苦しみなくして成長なし)だそうです。

成長する事は大変で、苦しい事も当然あるが、歯を食いしばって耐えながら歩むのではなく、「苦しい!けど成長している!」という自身の成長に対する「喜び」を感じることが大切だと言われます。

今日、香川から持って帰った荷物を整理していると出てきたこの本を懐かしく思い読了し感想を書きました。松田公太さんというとってもダンディ~でカッコいい方の熱いメッセージがこもったこの本を紹介いたしました。

ありがとうございますニコニコ

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