成り上がり~Road~
第三話
おじいちゃんが、、、
その日はとんでもない出来事が起きる
親父は仕事に行ってる。
俺等兄弟は二人で家で遊んでた。
ゆうき
(俺の大好きな車!)
ミニカーを走らせる
弟が作った町を破壊してく俺
ひろき
(あー!そこの町は俺がせっかく作ったのに!)
(おにい!やめて!)
弟がミニカーを俺から取ろうとする
ゆうき
(やめろ!)
ミニカーで弟の顔を殴る!
弟のまぶたから血が出る!
弟が大泣き😭
ひろき
(うぇーん😭痛いよー😭)
ゆうき
(俺のクルマ取ろうとするもんでじゃん!)
そこに親父が帰宅
強
(ただいまー!ゆうきひろきー!)
ひろきが強に泣きながら走って抱きつく
ひろき
(おにいに殴られた😭)
強
(はぁー!!!!!!目から血が出てるじゃないか!救急車!)
(ゆうき💢何しとるだぁー!!!!)
ゆうき
(だってひろきが俺からクルマ取ろうとするもんでいかんじゃん!)
強
(お前は後で怒るで覚悟しとけよ!!)
ゆうき
(だってさー😭😭😭)
救急車が到着、ひろきを乗せて近くの市民病院へ
親父も救急車に一緒に乗っていく。
強
(ゆうき!お前は一人で留守番してなさい!)
ゆうき
(😭)
そして俺は一人で留守番することに。
この留守番は凄く長かったのを今でも覚えてる。
そして親父と弟が帰ってきた。
弟のまぶたを縫う大怪我をさした俺。
あと少し下だったら、失明してたかもしれないと医者に言われたらしい。
親父
(ゆうき😡お前は晩ごはん抜きだでな!反省しなさい!)
ゆうき
(😭😭😭😭😭)
こうしてその事は母親や親族に伝えられた。
もちろん、おじいちゃんにも伝えられた。
この後、まさかの出来事が起きる。
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ひろきの怪我もだいぶ良くなり、俺も反省して、もう同じ事はしないと親父と約束した。
そんな中、おじいちゃんに呼ばれじいちゃんの家に遊びに行くことに。
強
(親父ー二人連れてきたぞ!今日からまた頼むわ!)
じいちゃん
(おう。ひろきの目は大丈夫だったのか?)
強
(あと何センチ下だったら失明してたかもしれないって医者が言ってたけど、何とか大丈夫!視力も問題ないって!)
じいちゃん
(そうか。ほら二人共、早く家に入りなさい)
俺ら兄弟は相変わらず、格闘技ごっこをしてた。
ゆうき
(へっ!ひろき弱すぎ!)
ボコボコに弟を殴る
ひろき
(おにい強い😭)
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じいちゃん家に入るとじいちゃんは一言も喋らん。
やっと話したと思ったらこれ
じいちゃん
(ゆうきひろき、お風呂入りなさい。)
ゆうきひろき
(はーい)
その日はもう夕方近くだった事もあり、すぐお風呂に入った。
風呂出るとじいちゃんがひろきに言う。
じいちゃん
(ひろき🥲ちょっと怪我みせなさい🥲)
ひろき
(はい✨でも、俺も悪かったから!おにいの大事なミニカー取ろうとしたし。)
じいちゃん
(あぁ😅悪かったなひろき🥲)
ゆうき
(おじいちゃーん!外で遊ぼう!)
じいちゃん
(今日は家で遊ぶ)
ゆうき
(えぇー。分かったよ。)
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じいちゃんの言う通りに家で遊んでたら気になる写真を見つけた。
スキンヘッドのじいちゃんが薄紫色の暖かそうなデカいスーツきて、厚底下駄を履いて、両手をポケットに入れてカッコつけてる写真がテレビ台に飾ってあった。
ゆうき
(これおじいちゃん?)
じいちゃん
(おう✨おじいちゃんの若い頃の写真だな✨)
ゆうきひろき
(へぇー✨カッケーおじいちゃん✨)
ゆうき
(おじいちゃんは仕事なにやってるの?)
じいちゃん
(秘密!笑)
ゆうき
(もしかしてヤクザさん?✨)
じいちゃん
(秘密💢)
その日のじいちゃんはずっとムスッてしてた
俺ら兄弟が風呂上がって、フルチンではしゃいでるのを見て、いつもならじいちゃんも来てくれるのに来てくれない。
ずっとムスっとしてた。
夏の暑い時期って言うのに、じいちゃんはアミアミの暖かそうな肌着を来て、下はズボンをはいてた。
ムスッとしているじいちゃんを見て、俺はすかさずじいちゃんに近寄り、じいちゃんのスキンヘッドの頭を叩く!
ゆうき
(じじい!パチンッ!)
じいちゃん
(ゆうき、お前はちょっと懲らしめてやらんといかん。ひろきに謝りなさい!)
ゆうき
(もう謝ったもんねー🤪)
走って逃げる俺。
じいちゃんが怒って追いかけてくる。
俺がコタツの中に逃げた。
そしたら、じいちゃんがかなり弱く卵も割れないくらいの力で何回も蹴ってくる
ゆうき
(やめて😭おじいちゃん😭)
じいちゃん
(もうひろきを殴るな!)
(今日はもう帰りなさい!)
ひろき
(え😭まだじいちゃんと一緒に遊びたいよ😭)
ゆうき
(😭もう帰る!じいちゃん嫌い!😭)
じいちゃんが親父に連絡する。
(躾終わったから、迎えに来い)
親父
(はぁ!?親父、俺の息子に何しただぁー!?!?)
じいちゃん
(躾)
親父が焦って迎えに来る
親父
(ゆうき!ひろき!大丈夫か!?)
ゆうき
(おじいちゃんに蹴られた、もうおじいちゃん怖い。)
ひろき
(おじいちゃんまたねー✨)
じいちゃん
(また来いよ✨)
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こうして、じいちゃんの躾が終わる。
それから、じいちゃんから度々うちに遊びに来いと連絡があるのだか、俺はじいちゃんが怖くなってたから、ずっと、嫌だ!行かない!と言っていた。
まさか、そんな事になるとは思っていなかった。
こうして、じいちゃんと会わないまま時が立つ。
その頃、俺と弟は若草育成園と言う豊橋の養護施設へ預けられていた。親父が育児が出来なくて、母親に無断で勝手に施設に入れたらしい。
俺は豊橋の岩西小学校へ転校
弟は近くの保育園に行っていた。
そこでの暮らしは楽しかったのを覚えてる。
ただある事を除けば。
その養護施設のとなりに老人ホールがあり、そこの老人達に可愛がられていた俺。
顔を見るなり、お菓子をくれた。
たまに老人に呼ばれて、お菓子を貰いに部屋にいくと突然ペニスを舐められたりされた。
掘られたりはしていない。
俺はそれがお菓子を貰える為の行動だと、錯覚してた。それが小学2年の時。
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すると突然、母親が会いに来た。
事務職をしていた母親がようやく正社員になれて、俺ら兄弟を引き取りに来たらしい。
母親は会社の人に俺ら兄弟が施設に預けられてるらしいと聞いたんだって。
その日から俺ら兄弟は豊橋の曙町のおばあちゃん家に母親と祖母と四人で暮らす事に。
転校した学校は豊橋の高師小学校
弟は近くの保育園に預けられる事になる。
こうして、2度目の転校をした。
最初は俺も高師小学校の皆と仲良く出来ずに
近所のちびっこを引き連れて、隠れ鬼したり、秘密基地作りしたり、ドッチボールしたり遊んでた。
次第に小学校にも友達が出来て、学校終わりに皆で遊んだりしてた。それが小学3年の時だった。
大人になっても、二人で遊び行く仲の
中川貴智、通称たかと。やその他にも大勢の友達が出来た。そんな中だった。俺とひろきにとんでもない知らせが来る。
おじいちゃんが死んだ。
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ずっと連絡なかったおじいちゃんが死んだ
葬式には出た。大勢の人がいた。
俺とひろきは大泣きしてた。
棺桶の中のじいちゃんは何故か照れてニッコリしていた。お通夜もなかった。
本当に死んだと思っていたおじいちゃん。
俺が京都でじいちゃんを見るまでは。
そして、新宿でもじいちゃんを見た。
その話はだいぶ先になる。。。
成り上がり~Road~
第三話 おじいちゃん 完