久々に、空が薄くなっていくのを見てる。

夜から朝へ変化していく空は、まるで深海からゆっくり浮かび上がっていくように、少しづつ淡いブルーに移っていく。


暗い部屋から眺める潜水艦の窓に、眠りからさめた魚のさえずりがどこか遠くから聞こえてくる。



今日と明日の狭間で、お腹をすかせた私は、光を落とした液晶の点滅にゆっくりと沈んでいく。